下ネタ続出で賛否『THE W』放送中に聞こえた『M-1』準決勝の快挙「実力派コンビ」の早すぎる解散&引退を惜しむ声
12月10日に『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』(日本テレビ系)が放送された。 【画像あり】『M-1』準決勝の快挙で惜しむ声…解散した「実力派コンビ」 今回は史上最多903組が出場した、“女芸人”の日本一を決める同大会。最終決戦では紺野ぶるまが2票、「忠犬立ハチ高」が1票だったのに対して、4票を獲得した「にぼしいわし」が8代目女王に輝いた。 一方で最終決戦に登場した全組がいわゆる“下ネタ”を交えたことで、波紋を呼んでいる。 「優勝した、にぼしいわしは最終決戦でトップバッターでしたが、漫才の最初に『アイドルってウンコせえへんやんか』といきなり切り出しました。次に登場した紺野さんも『タグチ』に対して『タグチン』、『タマキ』には『タマキン』というあだ名を用いた一人コントを披露しました。 さすがに、最後は大丈夫かと思っていましたが、もう1組の忠犬立ハチ高も官能小説をテーマに『ロケットおっぱい』などの下ネタをふんだんに使った漫才を披露する展開でした」(芸能記者) 放送後に賛否両論の状態になってしまったようだ。年々出場組数を増やし、大会としての規模は拡大している『THE W』だが、毎度のことながら『M-1グランプリ』『キングオブコント』『R-1グランプリ』といったほかの“お笑い賞レース”と比較されてしまう傾向にある。 そして、今回も放送中から、X上では《ハイツ友の会はどこに》《ハイツ友の会が可能性あるくらいだったけど居なくなっちゃった》《ハイツ友の会復活しろー》といった声が聞かれていた。 前出の芸能記者はこう話す。 「インターネットで多く声があがったのは、女性コンビ『ハイツ友の会』についてです。清水香奈芽さんと西野さんのコンビで、漫才もコントもこなしていました。しかし、芸歴6年めながら2024年3月末に解散。西野さんはピン芸人を続けていますが、清水さんは芸人を引退しています。 いわゆる“女性あるある”のようなネタはありましたが、派手なルックスや過激な下ネタというのは用いていなかった印象です。それだけに実力を評価する声は前からあり、『M-1』では2022年に準決勝進出。『キングオブコント』でも2022年、2023年と2年連続で準々決勝進出を果たし、『THE W』でも2023年は決勝進出していました。 なかでも『M-1』準決勝進出というのは、過去の『THE W』の優勝者である『阿佐ヶ谷姉妹』、『3時のヒロイン』、『オダウエダ』、『天才ピアニスト』、『紅しょうが』、そして今回のにぼしいわしと、どの組もまだ達成していない快挙だったんです」 それだけに、多くの人から惜しまれるのは無理もないだろう。今年の『THE W』を見た芸能プロダクション関係者が、彼女たちの“復活”の可能性について、こう話す。 「現時点ではありえないでしょう。芸人を続けた西野さんですら『芸人を辞めたい気持ちが閾値(いきち)を超えました』として『いつ(賞レースで)優勝できるかわからないまま芸人を続けるのは難しく感じた』と話しており、実力を評価される一方で周囲の期待に対して、悩むことがあったようです。 かつて、ヒコロヒーさんが明かしていましたが、上から目線でアドバイスしたり、ネタと違うところを評価するファンにうんざりしている女性芸人は多いとか。ハイツ友の会もそのような悩みを抱えていたのかもしれません。 清水さんの引退後の活動もいっさい聞こえてこない状態では、再結成は難しいと思われます」 貴重な才能は、失われたときに気づかれることが多いものだ――。