【下関】ナガスクジラ生肉の競り
山口朝日放送
国内で初めて競り。関係者からは感謝の言葉が聞かれました。 下関市で建造された新しい捕鯨母船「関鯨丸」が捕獲したナガスクジラの生肉が地元の市場に並びました。午前2時ごろ下関の市場にナガスクジラの生肉、およそ250キロが並びました。今月4日から6日にかけて北海道の根室沖で獲れたものです。下関市で建造された新しい捕鯨母船・関鯨丸は10日初年度の漁を終えました。11日、北海道で陸揚げされた生肉の一部が空輸などで下関にも運ばれました。ナガスクジラは体長およそ20メートルの大型のクジラです。ことし、48年ぶりに商業捕鯨が認められました。 これまでの捕鯨母船では捕獲が困難でしたが、関鯨丸は大型のクジラも捕獲できるように設計されています。ナガスクジラの生肉が競りにかけられるのは国内初。 中でも注目を集めたのがしっぽの付け根の霜降り肉、「尾の身」です希少部位「尾の身」の最高値は…。地元の業者が1キロあたり20万円で競り落としました。競り落とされたナガスクジラは県内外の飲食店で提供されます。「関鯨丸」は13日、北海道を出港し今月17日に母港の下関に帰ってきます。