中野信治氏「裕毅がローソンに勝つことは当たり前」今季終盤6戦、角田裕毅の躍進に期待|WEDNESDAY F1 TIME
「だからその勝つか負けるかっていうところで、(レッドブルに)上げる上げないって決まると、ローソン的にどうなのっていうのもあると思う。逆にローソンとしては“だったらやってやろうじゃないか”とモチベーションが上がっちゃう気もする」 角田の置かれている状況に理解を示しつつ、中野氏は教え子である角田への信頼を改めて口にした。 「まあ裕毅としてはやるべきことはもう一つなので。あまり周りや外野がどうこう言うことでもなく。“シンプルに勝てばいいんでしょう?”って彼の性格上、思っているでしょうけどね」
松下氏は角田について「レッドブルに行けて全くおかしくないレベルのドライバー」
角田がアルファタウリ&VCARBで示してきた速さ、強さについて、松下氏も揺るぎないと説く。 「今まで(トラック上で)証明してきていますし、僕は角田選手はレッドブルに行けて全くおかしくないレベルのドライバーだと思う。今までの日本人ドライバーの中でも、一番と言って過言ではないぐらいの速さを持っている」 「F1はビジネスの世界でもあるんですけど、個人的には(角田選手の)実力は間違いないし、なんで(レッドブルに)行かないの?って思っていますし、そういった展開があればいいと思う」 レッドブルはマックス・フェルスタッペン&セルジオ・ペレスのセットで来季も契約を結んでおり、VCARBとのドライバースイッチに現実味があるかどうかは不明瞭な状況。ただし、今季終盤6戦もフェルスタッペンとペレスの差があまりにも大きいようなら、プラン変更というシナリオがあるかもしれない。 中野氏が述べたように、角田にとってはいつもどおりVCARB 01でできる限りの走りを見せることが先決となる。対ローソンで上回ることは前提条件として、チームをコンストラクターズ6位、ドライバーズランキングでは自身がトップ10に入れるよう、きっちりポイントを獲得することが終盤戦の目標となりそうだ。