テニス界の新鋭・坂本怜がヨネックスと総合契約!「結果やプレーで恩返ししていけるような選手になっていきたい」と決意【テニス】
坂本怜がヨネックスと総合契約を締結
今年9月にプロ転向を果たした18歳の坂本怜(IMG/世界ランク413位)が12月9日、ヨネックスとラケットやウェア、シューズなどの総合契約を結んだことを発表した。 【動画】18歳・坂本怜がATPチャレンジャーで優勝!侍ポーズも披露 坂本は、15歳の時に錦織圭に憧れて「盛田正明テニス・ファンド」の支援を受け、アメリカ・IMGテニスアカデミーに留学。今年1月に行われたグランドスラム「全豪オープンジュニア」(オーストラリア・メルボルン)で日本人初制覇を成し遂げると、5月にはITF世界ジュニアランクで1位に輝いた。 18歳でプロ転向し、195cmの恵まれた体格から放つサーブやフォアハンドは、憧れとする錦織も「いま一番光のある選手。まだ足りないところはあるけど、この何年かで伸びている。いつ(芽が)出てきてもおかしくない」と期待する。 その言葉通り、坂本にとって今季最終戦となったツアー下部の「四日市チャレンジャー」(三重・四日市/ATPチャレンジャー75)でタイトルを獲得。「想像を上回ったシーズンかなと思う」と振り返った。 そんな坂本を支えるのがヨネックスだ。契約にあたって同社代表取締役社長のアリサ ヨネヤマ氏は、「世界No.1を目指していける逸材」と期待を寄せており、坂本も8歳の頃から同社ラケット一筋。「初めて握った瞬間から『俺はこいつと墓までいくんだな』と声が聞こえた。そこからは迷うことはなかった」とほれ込んでいる。 使用するラケットは、爆発的なパワーと柔らかい打球感が特徴で、2025年1月中旬に発売される「EZONE」の新モデル。元世界ランク1位の大坂なおみ(フリー)や男子世界ランク6位のカスパー・ルード(ノルウェー)や同21位のベン・シェルトン(アメリカ)らが使用予定で、坂本は「前作よりもしなりとパワーが強化されているし、スイートスポットも広がっている。差し色も遊び心があってかわいらしい」と性能、デザイン共に太鼓判を押す。 ストリングやウェア、シューズなども同社の用品を使用し、新たなヨネックスの顔となる坂本は、「このような契約を結ばせていただけることはすごく光栄。結果やプレーで恩返ししていけるような選手になっていきたい」とコメント。 「プロとしての活動はもう始まっていて、新シーズンでは仕事としてやっているという自覚を持って、選手としても成長していきたい。人としてもどんどん大人になっていきたい」と決意を新たにした。これからの活躍が期待される坂本にとって、大きなサポートが加わったに違いない。
Tennis Classic 編集部