展示品に見入る招待者ら（滋賀県甲賀市信楽町・ＭＩＨＯ　ＭＵＳＥＵＭ）

　日本の風土と歴史の中で育まれた食文化を紹介する秋季特別展「うましうるはし日本の食事（たべごと）」展（京都新聞など主催）が28日から、滋賀県甲賀市信楽町のMIHO　MUSEUMで開かれる。 　日本人の食事「一汁三菜」が描かれた平安時代の国宝「病草紙（やまいのそうし）」や、賀茂別雷神社（上賀茂神社）の葵祭で神をもてなす食を盛る朱塗りの唐櫃（からびつ）などを展示。美術工芸品で日本の食を見つめ直す。 　27日に内覧会があり、約330人が招待された。関係者は、食文化を伝える絵画や器などの展示品を熱心に見入っていた。 　12月15日まで。月曜と10月15日、11月5日は休館（10月14日、11月4日は開館）。前後半で展示替えがある。入館料が必要。 　9月29日には瓢亭当主の高橋義弘さんの講演、10月5・6日には萬亀楼当主の小西将清さんによる生間流式包丁実演など多彩な催しがある。講演や実演はいずれも午後2時から、予約不要で参加費無料（入館料必要）。同館0748（82）3411。