「RISEやRIZINなどプロへの架け橋に」フルコン空手団体と新空手がタッグ
1月29日(日)フルコンタクト空手の全国大会『リアルチャンピオンシップ』(グリーンアリーナ神戸)で、フルコンタクト空手vs新空手のキックボクシングルールでのワンマッチが行われる。 これはリアルチャンピオンシップを主催する宮野孝裕代表がグローブ空手の新空手の久保坂左近代表が協力体制を結んだことによるもの。宮野代表は「フルコンタクト空手選手たちのプロへの足がかり、橋渡しにしたい」と語る。 新空手の大会では過去、武尊や那須川天心、原口健飛などその後のスター選手が活躍し、プロへの登竜門的側面も持つ。 【動画】新空手で原口健飛の豪快KO勝利の瞬間 宮野氏は「いきなりフルコンからキックボクシングに挑戦するというのも、ルールの違いがあり厳しいと思う。そこで同じ武道である久保坂先生の新空手と組むことにしました」と空手選手のプロ舞台への架け橋や、選手育成になればいいと語る。 また「空手選手が突然プロの団体に参戦するのではなく、まずは新空手を通じて。新空手はRISEなどにもパイプがあり、RISEで活躍出来ればさらには、RIZINにも繋がれば」と選手たちの選択肢を広げる。今回はその第一弾というわけだ。 新空手出身といえば『Road to ONE』にも参戦し、現在RISEで活躍する有井渚海(及川道場)らが挙げられる。また新空手はRIZINと組んでイベントを行うなど繋がりもある。 初の試みとなるキック対決では、フルコンタクト空手の統一大会であるJFKO全日本大会 軽中量級準優勝者で、同年白蓮会館全日本大会軽量級優勝の岩多陽勇(全真会館)が、新空手ジャパンカップ優勝などアマキックでここ数年負けなしの吉岡龍輝(及川道場)とのキック対決が決まっていたが、昨日26日に及川道場内関係者、選手が濃厚接触者の疑いとなったため、中止となった。 しかし、もう1試合、空手vs新空手のキックルールの試合が行われる。正道会館全日本準優勝の経験を持つ棚澤大地(宮野道場)と、18歳のキックボクサー近藤壮真(天野道場)の試合だ。1試合中止にはなったものの、宮野代表は「この二人は盛り上がる試合をしてくれると思う、宮野道場生がまずは先陣を切って挑戦します」と大会への意気込みを語った。