8割捨てて汚部屋を脱出!「いつまでも片付かない家」から卒業できる“4つの捨て基準”
2.「今」の暮らしを第一に考える
捨てられない原因の1つとして、時間軸を「今」として考えられないことが挙げられます。 例えばクローゼットには、 ・いつか使うかもしれない服 ・ないと困るかもしれない服 ・痩せたら着るかもしれない服 ・似合っていた服 ・思い出の服 など時間軸が「未来」や「過去」にあり、「今」使っていないモノであふれていませんか? 未来軸だと、起こるかどうかわからない未来のためにたくさんのモノを所有しなければいけなくなり、今本当に必要なものが埋もれてしまいます。 過去軸だと、「あの時はよかったのに……」と思い出や良かった状態の時に固執してしまい、今を心から楽しむことができなくなってしまいます。 そのような未来への不安や過去への執着が自分のモノの持ち方に表れているので、時間軸を「今」にして、今の暮らしを一番大切にしていきましょう。 ・今の自分が使いたいモノ ・今気に入っているモノ ・今の自分に似合うモノ を残していったことで、私は未来への不安や過去への執着からも解放されていきました。たくさんのモノがあるからこそなんだかモヤモヤした気持ちがあったのだと思います。 具体的には「1年間で使ったかどうか」という基準で捨て活をしてみましょう。 1年使っていないかどうかという事実だけを確認しながら、分けていきます。1年間使わないモノは使わない明確な理由があり、その先も使うモノは少ないし、なくても大丈夫なモノが多いのでやってみてください。 特にクローゼットはそのやり方でやるとさくさく進みます!
3.手放した先のメリットを想像する
「捨てて後悔した・捨てると後悔しそうだから捨てられない」というお悩みをよくいただきます。 人は失敗や損することを避けようという傾向があり、何かを得るよりも、損をしたときの方が敏感になります。なので捨てた先のメリットよりも、捨ててしまって後悔することの方が気になり、なかなか手放すことができません。 そのために決断を先延ばしにしてしまっています。 捨てないで持ち続けていたら、そのモノが必要になるときがきて「捨てなくて良かった」と思う時もあるかもしれません。 ただ、使うか使わないか分からないモノを持ち続けていることで、目には見えないものを損なっているということも忘れてはいけません。 時間やスペース、お金、精神的負担など……モノが多いことで損なってしまっているものはとても多いです。 なので、私はいつも「捨てて後悔することはあるかもしれないけど、今快適に暮らすために手放す」と割り切って手放すようにしています。 ちなみに「捨てて後悔したことはありますか?」というご質問もよくいただくのですが、おそらく何回かあったと思いますが、具体的に何を捨てて後悔したのか覚えていないのでその程度のものなのだと思います。 「捨てて後悔」「捨てたら損」を恐れず、手放した先のメリットを想像しながら捨て活を頑張っていきたいですね。