【台湾】上期の世界テレビ出荷約9千万台、0.8%増
台湾の市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は27日、2024年上半期(1~6月)の世界テレビ出荷台数が前年同期比0.8%増の約9,072万台だったとするリポートを発表した。 集邦科技によると、中国向けは不動産市場の弱含みと若年層の生活習慣の変化によって、販売が予想を下回った。一方、北米向けは低価格競争が需要を下支えた。欧州向けはスポーツイベントの開催などにより出荷が予想を上回った。 メーカー別の出荷台数は、韓国サムスン電子が首位。2~3位は中国の海信集団(ハイセンス)とTCL。4位は韓国のLG電子、5位は中国の小米科技(シャオミ)だった。 集邦科技は下半期(7~12月)のテレビ市場について、例年の需要期に当たるため出荷台数は増えるものの、伸びは鈍化するとの予測を示した。