エストニア駐日大使が伊勢市長訪問 音楽通じた交流へ 三重
【伊勢】北欧エストニア共和国のマイト・マルティンソン駐日特命全権大使が11日、三重県伊勢市役所で鈴木健一市長を表敬訪問し、音楽を通じた交流に向け意見を交わした。 来年8月、エストニアで開催される「国際青少年音楽祭」に、同市の五十鈴中学OBらでつくる合唱団「ソルシエール」と同中学生らの「ソルシエールジュニア」の参加が予定されている。現地の少年合唱団と共演するほか、生徒らがホームステイし、同国の文化に触れて交流するという。翌年以降はエストニアの合唱団が伊勢を訪問する計画もある。 マルティンソン大使は「両国は、夫婦岩のようにつながっている」と話し「来夏、音楽祭に合唱団の皆さんが来ることがとても楽しみ。素晴らしい関係性がつくられることを願っている」と語った。伊勢を訪れるのは初めてで「日本の魂ともいえる伊勢。子どもたちが互いに訪問しあう機会をつくり、人と人との交流を後押ししたい」と伝えた。 鈴木市長は「エストニアはデジタル化の先進国で知られるが、音楽も盛んだと知った。子どもたちが合唱を通じ交流できることをうれしく思う」と話した。