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「コロナ時代を生きる」前向く文化部の高校生たち(静岡県)

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静岡放送(SBS)

静岡放送(SBS)

「コロナ時代を生きる」6月22日は、活躍の舞台を失いながらも前向きに取り組む文化部の高校生たちです。  藤枝北高校食品サイエンス部の松浦龍也さんは、空気中にある天然麹菌を集めていました。麹菌はしょうゆや酒など発酵食品をつくるもとになる大事なものです。 <松浦龍也さん>「天然麹菌に毒がないか調査して、有害成分がなければ天然麹菌として増やしたい」  部活では「発酵」をテーマに活動しています。部員は全部で10人。1年生は部活をはじめて、まだ1カ月もたっていません。 <1年生部員>「待ちに待った部活です。まずは先輩たちと一緒にいろんなことに挑戦したいと思っています」  生徒たちは週6日、発酵に関する実験などを行っています。 <部長の望月香理さん>「発酵の料理は作ってすぐに食べられるものは少ないからどういう味になるのか、どんな結果になるのかすごく楽しみ」  藤枝北高校は、農業クラブ全国大会の常連です。毎年、日本酒や焼酎づくりなどに挑戦し、結果を残しています。生徒たちが採取した麹を使った酒です。2020年は発酵文化が根付く浜松市北部の水窪町と連携し、大会で発表したいと取り組んできました。しかし、新型コロナの影響で活動が思うようにできません。 <望月香理さん>「水窪町でこのお酒をつくったあとに、発酵民宿を空き家を使ってやろうという活動を私たちはすすめてきたんですが、コロナウイルスの影響で今年の5月のプレオープン、7月のオープンがすべて流れてしまって、オープンができないという状況になってしまいました」  発酵食品などを作る体験ができる「発酵民宿」のプロジェクトは3年前に始まりました。水窪町に何度も足を運び、農業体験や食事の内容を検討するなど準備してきました。 <望月香理さん>「私たち生徒が考える過疎地域の活性化とは、水窪のみなさんの活躍の場を作ることだと考えています」  しかし、再開のめどは立っていません。 <藤枝北高食品サイエンス部顧問 西尾眞一教諭>「自粛をしている最中で、民宿も待とうという話を聞いている」  生徒たちは自分たちだけでいまできることを考えました。 <望月香里さん>「発酵民宿と駐車場の看板をつくりました。(いつ作った?)コロナ休みで活動ができなかったときに部員が家で作業してきた」  2020年は農業クラブの全国大会も中止となりました。 <3年生 奥山優利さん>「今年こそはみんなで全国優勝したいねって話していた。くやしいというか悲しいというか」 <副部長 大畑花奈さん>「気持ちが落ちてしまう部分はあって、へこんでしまったけど、オープンを待ってくださる方に私たちの活動ができるだけ早く形になるように、私たちがここでできることをやらなくちゃと思って、休みも前向きにとらえてもっと頑張らなきゃって」  発酵民宿がオープンできる日まで、部員たちは発酵料理の新メニューの開発を続けます。

静岡放送(SBS)

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