【スプリンターズS枠順確定後の表情】武豊&シュタルケで2頭出しの吉村圭司調教師は明暗分かれる
[GⅠスプリンターズステークス=2024年9月29日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝外1200メートル] エイシンスポッター(牡5)、オオバンブルマイ(牡4)の2頭を送り出す吉村圭司厩舎はエイシンが2枠4番、オオバンは最内1枠1番。27日朝はともに坂路1本のキャンターで調整を終えた。 GⅢキーンランドC2着のエイシンスポッターは「馬混みを気にしないし、脚質も決まっているので枠はどこでも気にならなかった。雨馬場は得意にしている馬。前走は位置を取って内から伸びて、〝さすがモレイラは違うな〟と思って見ていました。同じ競馬ができれば…と思いますが、さすがに今回はGⅠ。自分の形の競馬をしてあとは展開が向くかどうか」と吉村調教師。今回はシュタルケを確保し、しまい勝負に徹する構えだ。 同レース3着のオオバンブルマイは前回に続いて最内枠。「またですか…。今回は真ん中くらいが欲しかった。前走が最内枠の極端なところだったけど、ラストはあれだけの脚を見せてくれた。枠も距離も2回目なのであとは豊さんにお任せ」と名手の手綱に託すが、「決め手があって良馬場でこそのタイプなので、稍重くらいまででやりたいですね」とこちらは馬場悪化を避けたい口ぶりだった。
東スポ競馬編集部