【朝日杯FS】かなり妙味あり!前走アルテヴェローチェに善戦2着馬「パワーがあり、今の馬場も合いそう」
◆第76回朝日杯FS・G1(12月15日、京都競馬場・芝1600メートル) 第76回朝日杯FS・G1(15日、京都)の出走馬16頭が12日、確定した。「考察」キーポイント編で、担当の玉木宏征記者はタイセイカレントに注目。枠順はきょう13日に決定する。 【データで見る】タイセイカレントの血統、戦績 今週、取材してきて、重要なカギになると感じた場面があった。栗東でジョッキーたちとサウジアラビアRCの話題になり、「あのレースは(東京の)開幕初日でしたが、道悪で絶対に外が伸びる馬場でした」「(2着の)タイセイカレントは内から伸びて、かなり価値があると思います」の声を聞いた。G1でも人気必至のアルテヴェローチェが2連勝を決めた一戦だが、内容の濃さでは負けていない。 逃げ切った新馬戦から一転、出遅れて2着まで差してきた内容に、担当の柿崎助手は「予想以上の内容で収穫がありましたね」。ゲート内でうるさく、慌てるようにバタバタと出てスタート。つまずいて前半は置かれただけに、この中間はゲート練習にも力を入れ、「練習ではおとなしいので」と五分の発馬を願う。 前走時の最終追い切りは坂路で単走だったが、今回は坂路で前に馬を置き、ラスト1ハロンで鞍上が促すとグンと沈み込んで、さらに良くなっている印象だ。同助手も「まだトモ(後肢)が緩くハミに頼る面はありますが、どっしりした背中でパワーがあり、今の馬場も合いそう」と色気十分。かなり妙味がありそうな一頭だ。(玉木 宏征)
報知新聞社