日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)発生…平地に雪降らせる目安の寒気も南下【3時間ごと 雪と雨のシミュレーション】15日にかけ東北から北陸の山沿い中心に大雪に注意
あす15日(日)にかけて冬型の気圧配置が強まり、平地に雪を降らせる目安の寒気が西日本まで南下する見込みです。北海道の日本海側から北陸は大雪による交通障害に注意・警戒が必要です。近畿北部から山陰でも雪が降り、山沿いを中心に積雪となる見込みです。九州北部の山地でも積雪となる所がありそうです。 【写真を見る】日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)発生…平地に雪降らせる目安の寒気も南下【3時間ごと 雪と雨のシミュレーション】15日にかけ東北から北陸の山沿い中心に大雪に注意 14日(土)は冬型の気圧配置となっています。また日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が発生しており、北陸や西日本にまとまった雪雲や雨雲が流れ込んでいます。 「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。 JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。 ■15日(日)東北から北陸の山沿いは大雪 日本気象協会 tenki.jpによりますと、あす15日(日)にかけて冬型の気圧配置が強まるでしょう。上空1500メートル付近で「マイナス6℃以下」の平地に雪を降らせる目安の寒気が西日本付近まで南下する見込みです。 北海道や東北の日本海側は断続的に雪が降り、ふぶく所がありそうです。北陸も雪や雨が降り、雷を伴って降り方の強まる所があるでしょう。東北から北陸の山沿いを中心に大雪となりそうです。48時間降雪量は東北から北陸の山沿いで70センチ前後が予想されている所があります。車の立ち往生など、交通障害に注意、警戒が必要です。 近畿北部から山陰でも山沿いを中心に雪が降り、積雪となるでしょう。平地でも積雪となる可能性があります。九州北部でも山地を中心に雪が降り、積もる所があるでしょう。近畿中部・南部、四国の一部にも雪雲が流れ込みそうです。積雪とはならなくても夜間や早朝は冷え込み、路面が凍結する所があります。車は冬用タイヤやタイヤチェーンの装着など冬の装備をなさってください。