石材にアマビエ 新型コロナ収束願い制作 阿久根・本さん夫婦
疫病をはらうとされる妖怪「アマビエ」を刻んだ石が、阿久根市鶴見町の石材店前に鎮座し、通行人の目を引いている。店で働く本光一さん(46)と妻洋美さん(46)が制作。「新型コロナウイルスから街を守ってほしい」と願いを込める。 【写真】アマビエが刻まれた石と本光一さん=阿久根市鶴見町
国の緊急事態宣言後の5月、洋美さんがアマビエ作りを提案。デザインを描き、光一さんが店の機械を使って彫り込んだ。石は縦約75センチ、横約40センチ。輪郭が際立つように黒みかげ石を選び、「疫病退散」の文字も入れた。 足を止める人が多く、画像を会員制交流サイト(SNS)に掲載する若者もいるという。夫婦は「1日でも早く新型コロナが収束するようアマビエに祈りたい」と話している。