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テレカ知ってる?児童に配布 野々市・御経塚町内会、屋根裏で発見

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北國新聞社

 野々市市の御経塚会館の屋根裏部屋から大量の未使用テレホンカードが見つかり、御経塚町内会は地元児童に配布することを決めた。24年前の会館竣工時に作った記念品81枚で、携帯電話の普及で公衆電話を知らない子どもが多いとして、情報通信技術の学習に役立ててもらう。相次ぐ自然災害により、公衆電話の有効性が見直されており、万一に備えて使い方を伝える。

 テレホンカードは、今月19日に町内会役員が防災資機材の備蓄点検を兼ねて会館内を整理した際、81枚が包装されたままの状態で見つかった。1996年12月の会館竣工の際に作られた50度数の未使用品で、表面には会館の写真が掲載されている。当時、住民に配布した分の余りとみられる。

 新型コロナウイルスの影響で今年はバーベキューや花見会など町内会行事が中止となったため、役員会では、代わりにテレカを換金して児童に配る案も出た。ただ、テレカを何に使うのか知らない子どもが多いことから、情報通信技術の進歩に理解を深めるきっかけにしてもらおうと、配布を決めた。

 テレカは、子供会の児童71人に対し、8月末に夏休みのラジオ体操の参加賞を贈呈する際、一緒に配布する予定だ。これまでテレカを見たことがなく、使い方も知らないという伏見さくらさん(御園小5年)は「持っていればいつか役立つかもしれないので興味はあるし、一度は使ってみたい」と関心を示した。

 町内会によると、管内ではJR野々市駅をはじめ、道路沿いに公衆電話が設置されている場所がある。公衆電話は災害時や携帯電話の通信障害の際に重宝され、緊急時に電話が混み合っても通信規制の対象外となり、優先的に取り扱われる。東日本大震災でも有用性が再認識された。

 大脇豊町内会長は「子どもたちがなじみのないテレカを喜んでくれるかは分からないが、この24年間で多くの子どもが地域を活気づけてくれたことへの感謝の気持ちも込めて配りたい」と話した。

北國新聞社