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パントビスコ × マギー対談「AIには勝てない、人間の愛情が大切」

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Numero TOKYO

Instagramで日々作品を発表しているマルチクリエイターのパントビスコが所長を務める連載「パントビスコの不都合研究所」世の中に渦巻くありとあらゆる“不都合”な出来事や日常の些細な気づき、気になることなどをテーマに、ゲストを迎えてゆる~くトークを繰り広げる。モデルのみならず、クリエイティブな分野でも活躍の場を広げているマギーが今回のゲスト!

パントビスコ「早速本題に入りましょう。いま、日常生活で不便に感じていることや不満なこと、気になっていることはありますか?」 マギー「いまのリアルタイムな話題でも良いですか? 新型コロナウイルスが原因で起きた、トイレットペーパーの買い占め問題です。ふと思ったのですが、日本人って文化的にすごく人のことを気にするじゃないですか。人が何をしているのか、人の目も気にしますし。でも、こういう時に限っては、人のことは一切考えず一人で全部買い占めちゃうのが、すごく不思議というか」 パントビスコ「結局表面だけだったんだ、と思ってしまいますよね」 マギー「もちろん、人のことを助けている方はたくさんいらっしゃると思うんですけど、大変な時こそ人のことを考えて思いやることができたらなと思います」 パントビスコ「世界が困窮している中で、普段見えなかった部分があぶり出されるというのはありますよね」 マギー「働き方も在宅勤務になったりして。コロナの前と後だと、みんなの働く感覚が絶対変わるなと思います。もっとフレキシブルに働きやすい環境になるんじゃないかな」 パントビスコ「よくないことが起きたことで気持ちが変わって、バージョンアップできそうですよね。自分の働き方とか生活とか。なんとなく上の人から言われて守ってきたことが覆されるというか」 マギー「そうそう。一見悪いことなんだけど、その裏側にはいいことが絶対あるから。そういう意味で変わっていったらいいなと思います」 パントビスコ「やっぱり一番大切なのは命なので。それを守るべく仕事よりも優先するものはありますしね。でも世の中ってそういう風に進化していきますよね。例えば、いまではだいぶ普及した電子書籍も、最初は『誰が読むんだろう』とか『不便なんじゃないかな』と思っていましたけど、割とみんな使ってますし」 マギー「わかります! 私も紙派です。本を並べるのが好きなので」 パントビスコ「音楽もそうですが、デジタルなものってデータが飛んじゃったら終わりなんじゃないかな、という不安な部分もあります」 マギー「デジタル化が進んでいってAIが出てきたりしていて。人間の知能をAIが超えるかもしれないってことに、恐怖を感じていた時期があったんですね。もう人間いらない?って思ったり。人間のために作ったものなのに、機械に支配されて滅びていくみたいな、そうならないか怖かったんですけど」 パントビスコ「そんな映画ありますよね」 マギー「そうそう。でもそれも陰と陽で、AIが発達すればするほど、人間の本質的な部分や心の部分が際立ってくるんじゃないかな。だからごまかしがきかないというというか。この人がどういう人で、どういう生き方をしてどういう考え方なのか、そこがはっきりしていないと滅びていく。前よりも自分の意思を確立していかないといけない気がします。物事が便利に進化しているようで、昔からの人情や愛にまたフォーカスされるんじゃないのかなと思って」 パントビスコ「マギーさんが日頃SNSで発信されていることに共感する部分があって。便利になりすぎて、それ自体が不便だなと思うことが増えてきたなと思っていて。日常レベルでいうと、例えばお食事のお誘いとか。僕もそういうネタを書くんですけど、仮に僕が誰かをご飯誘うとするじゃないですか。すると、予定が合わなくて断られることありますよね。そしたら、その人がインスタのストーリーズで別の人とご飯を食べているのをアップしているのを見て、『あれ、僕この人より大事じゃなかったんだ!?』って思うとショックを受けたり」 マギー「無駄にダメージを受けてしまいますね(笑)」 パントビスコ「誰も悪くないのに、勝手に傷つく。便利すぎるということが、人の心を狭くしている気がしますよね」 マギー「それはすごく思います。連絡を取るのも、すごく簡単じゃないですか。LINEもあるしDMもあるし、電話番号やメールアドレスも知らなくても簡単に繋がれちゃうから。気持ちの重みだったり人を大切にする気持ちや行為が失われていってる。私は手紙文化がもう一度戻ってきたらいいのにと思っています」 パントビスコ「手紙良いですよね。紙もペンも筆跡も、全部その人が選んだものですし。僕もファンレターをいただくとうれしいです」 マギー「すごくうれしいですよね!ずっととっておきたくなります。カップルや友達同士でも、LINEじゃなくて手紙を書く文化が戻ってきたらみんなほっこりするんじゃないのかなって思いますね」 パントビスコ「なんかわかるんですよね。その方がどういう気持ちか。鉛筆の消し跡が残っていたりすると、愛おしいというか。すごく推敲して書いたんだなぁと思います」 マギー「私料理するんですけど、友達や家族が来た時、疲れていても料理はしたくなりますね。そこに思いがこもるし、それこそ高級なレストランのディナーもいいけど、家で作る愛情のこもったごはんには勝てないなぁって。意識して作るようにしていますね。食器も集めていたり」 パントビスコ「そういう部分はAIでは勝てないですよね。レシピや作る人が違えば、違うものになりますし」 マギー「その人のために作るという愛情。そういう人間の情の部分は大事にしていきたいなと思います」 パントビスコ「20~30年後、どこかの会社が開発した愛情を込められるロボットが出てきたら、怖いですね」 マギー「怖いな~。」 パントビスコ「人間同士の愛情なんてもう古いよ!とか」 マギー「人肌には勝てないと思うけどなぁ…。考えていたら怖くなっちゃいました」 パントビスコ「じゃあやめましょう(笑)」

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