小島よしお「YouTubeが学びの場になった」──おっぱっぴー小学校は芸人による教育チャンネル
芸人として開設したチャンネルは、5年続けても登録者数が8000人程度だった。ところが、小学生向けの教育チャンネルを立ち上げると登録者数は9万人を超えた。 【写真を見る】番組の様子
新たな学びの場
「ステイホーム期間の3月末ぐらいに、知り合いの放送作家さんふたりからアイデアをいただきました。僕が東日本大震災の後に子ども向けのライブやイベントをやっていたことをご存じで、僕が早稲田の教育学部を出ていることもあったんでしょう。監修をしてくれる学習塾の方と編集をしてくれるディレクターの5人チームでやっています」 こうして始まった「おっぱっぴー小学校」は、約半年でチャンネル登録者数が9万4000人を超えた。 「好意的な声が多いです。じぶんで教えるとギスギスするというお母さんから感謝の言葉をいただいたり、障がいのあるお子さんをお持ちの方からは、ほかの動画は駄目だったけどこれはいいとか言われたり。リズムや歌の授業がいいみたいです」 正直、収益に関してはこれから。公共機関から依頼されるようになった動画作成の仕事など、トータルで採算を考えて運営したいとのことだ。 「おっぱっぴー小学校」のほかにも、YouTuberの葉一の「とある男が授業をしてみた」(写真中)が107万人のチャンネル登録を得るなど、教育系のチャンネルが伸びている。
写真・鶴岡義大 文・サトータケシ