CGアニメが大反響!ロッテの挑発広告はいかにして生まれたか?
今回は、千葉県内をメインにポスターを8000枚作って掲示、配布をしたが、実際の広告、集客効果はどうなのだろう。 「挑発ポスター、CGアニメ映像を見て、どれくらいのお客さんが来てくれたかは、把握できていませんが、朝のワイドショーを含め、10番組以上で取り上げていただき、新聞などの扱いを含めると、相当の広告効果があったと思っています。純粋に広告を打ったとすれば、相当な額の広告宣伝費換算になるんじゃないでしょうか」と、梶原広報。 もうひとつ気になるのが、他球団の反応だ。 あらかじめ、挑発の文言の確認などの根回し作業は行われているのだろうか。 梶原広報は、「これまで一度も、やっていません」と苦笑いを浮かべる。「でも抗議、クレームは一切ありません」。CS前に挑発ポスターを作ったときは、ソフトバンクがツイッターで反撃。今回もヤクルトは、つば九郎らの公式ツイッターなどで挑発にのってくれたが、“舌戦”のような対決ムードには、あまり広がらない。「もっと、やり返して欲しいのですが」と希望するが、基本的には、他球団には挑発をスルーされている。このあたりの反応も、日本らしいと言えばらしいプロ野球の伝統と風土なのだろう。 今回は交流戦ぎりぎりまで発表しなかったことで、ロッテ・ファンを「挑発ポスターあるの?」「また休止?」と、ヤキモキさせた。来年どうするかが早くも気になるが、球団サイドは「来年も何かCG映像を使ったシリーズを考えたい」と策を練る。壮大なSFシリーズか、はたまた大河ドラマ路線か。 チームが負けていたら、こういう企画は空回りに終わってしまうものだが、チームは、横浜DeNAの3連敗を阪神3連勝でチャラにして、現在交流戦の4位につけている。