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【特集】新選組屯所の隣に『7階建てマンション計画』“開発基準満たしていない”と指摘も...京都市はナゼ開発許可?

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幕末の京都を舞台に活動した「新選組」。そのゆかりの地はファンらが訪れる聖地となっていますが、突如そこにマンションの建設計画が持ち上がり、新選組の子孫までも巻き込んだ騒動となっています。

旧前川邸の隣に「マンション計画」

古い町並みが残る京都市中京区壬生。この一帯は、幕末の動乱期に京都の治安を守るために結成された「新選組」のゆかりの地として知られています。訪れていた人は… 「土方歳三がダントツで大好き。」 「自分の意志を貫いたところが本当にかっこいいと思います。」 「趣があるというか、当時のままなんだなっていうのが、すごくよかったです。」 「ファンにとっては聖地じゃないですかね。」

今も根強い人気を誇る新選組を率いた局長の近藤勇と副長の土方歳三。

壬生地区には、新選組の墓がある「壬生寺」や、

近藤勇らが宿泊所として使い“京都市指定有形文化財”に指定されている「八木邸」、

長屋門など当時のまま現存している「旧前川邸」など、こうした遺構が歴史を語る場所となっています。

しかし今、住民やファンだけではなく、新選組の子孫らも悩ます問題が起きています。 (田野一十士さん) 「こちらが八木邸で(観光客は)壬生寺から来られて八木邸に入られて、ここで(旧前川邸の)蔵が見えるんです。その後ろ側に7階建ての建物が見えるという状態になってくるので。」

旧前川邸の東隣のぽっかりと開いた空き地に、7階建てのワンルームマンションの建設計画が突如持ち上がっているのです。祖父の代から旧前川邸を受け継ぎ、60年以上旧前川邸で暮らしてきた田野一十士さん(65)は景観を守っていきたいと訴えています。 (田野一十士さん) 「7階建てというのが一番のネックになっていまして。境界から50cmのところにマンションが建つというのは、許せないというと変な言い方ですけど、やっぱり容認できない。」

田野さんが憤るのにはもう一つ訳がありました。 (田野一十士さん) 「凄惨な拷問が行われたという蔵です。」 旧前川邸は、当時新選組の宿泊所として使われていた一方で、名を馳せた「池田屋事件」のきっかけとなった拷問が行われた場所とされています。京都市が「景観重要建造物」に指定していますが…田野さん、床下を見せてくれました。

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