災害時に離島への支援物資どう運ぶ?南海トラフ地震想定 上島町で海上輸送訓練
南海放送
近い将来発生が予想されている南海トラフ巨大地震。今月8日の地震でも南海トラフ地震の臨時情報が出て、南海トラフに備えようと思った方も多かったと思います。 地震が起きた際、離島にどのように支援物資を運び、被災者の命を守るのか。きょう、訓練が行われました。 清家記者: 「25の離島で構成される上島町では災害時、船による海上輸送も活用されます。こちらの桟橋では今まさに、その訓練が行われています」 弓削港に到着した国交省の船。きょうは南海トラフ巨大地震を想定し、弓削島に魚島からの負傷者を船で搬送したり、弓削で断水が発生し支援物資を海上輸送したりする訓練が行われました。 (訓練) 「避難者を避難所へこれから搬送します」 「人員輸送訓練に引き続き、支援物資の搬送輸送訓練を開始します」 愛媛県上島町では2018年の豪雨の際、実際に支援物資の海上輸送が行われていて、きょうも参加者が万が一に備え、海上輸送の一連の流れを確認していました。 四国地方整備局 松山港湾・空港整備事務所 川口悦史副所長: 「こういった訓練を通じて今後も各地域で協力体制が確立できればと思っている。愛媛県内であれば4月にも南予地域で震度6弱の地震が発生し、さらに8月に南海トラフ地震臨時情報も出たので本当に待ったなしの対応かなと思うので離島だけではなく、愛媛県内、各自治体も含めてしっかり防災意識を高めていってほしい」