来春から変わる終電・始発 “オフピーク定期券”で値下げ案も
2021年の春から、山手線など首都圏のJRで終電と始発の時刻が変わります。JR東日本は10月21日、路線名や具体的な時刻を公表しました。運賃も変わる可能性があります。
最大37分 終電を繰り上げ
JR東日本は、2021年3月のダイヤ改正で、山手線をはじめ首都圏のほぼ全ての路線で終電時刻が早くなることを発表しました。 では、終電時刻はどのくらい早まるのでしょうか。 山手線では、東京発・品川行きの終電時刻は、現在は午前1時3分ですが、17分程度早まって0時46分ごろになります。池袋から品川行きは17分程度早くなります。 全体として、16分~19分ほど早まることとなります。
京浜東北線では、品川発・桜木町行きの終電時刻は、現在は0時42分ですが、33分程度早まります。上野発の大宮行きは23分程度早まります。 中央線の東京発・高尾行きは現在0時15分ですが、30分程度早まります。 高崎線の上野発・新前橋行きは午後11時7分が37分程度早くなるため、終電が午後10時半になります。
始発時刻の変更は、終電ほど多くありませんが、京浜東北線や中央線、総武線などで15分前後遅くなる区間もあります。 JRが変わることで、接続する私鉄や地下鉄などにも乗り継いで利用する人もいるため、ダイヤが変わってくるかもしれません。 私鉄については、終電の時刻を検討するといっているので、影響がでるかもしれません。
街の声は
実際に利用する人はどう思うのか、聞いてみました。 事務職(20代)「このご時世なので、特に夜遅くまで出歩くこともないので(終電を)使うこともないが、時間帯が狭まることによって、人が集してしまうんじゃないかな」 夫婦(30代)「短期集中の働き方になったら、みんな早めに寝られたりするし、疲れも取れるのでいいことだと思います」 金曜日の終電前や乗客が少し多くなる時間は、「密」にならないように増発なども検討するということです。