米市警で「差別的扱いが常態化」 黒人暴行死、司法省が報告書
【ニューヨーク共同】米南部テネシー州メンフィスで昨年1月、黒人男性が警察官に暴行され死亡した事件で、司法省は4日、メンフィス市警が黒人や障害者に過剰な実力行使など差別的な扱いを繰り返し、常態化していたことが裏付けられたとする報告書を公表した。 米メディアによると、司法省は市当局に対し、独立機関の監督下で警察改革を進めるよう要請。市側は独自の改革を推進しているとして拒否する意向を示した。トランプ次期大統領は、警察の強権的な活動に寛容な方針を示している。 司法省の報告書は、黒人や障害者に対する不当な職務質問、所持品検査などが慣行になっていたと認めた。