LOOK(ルック)・795ブレードRSディスク|ニューモデルインプレッション
注目の最新モデルを徹底インプレッション! 今回は、フレームの形状こそ前作を踏襲するが、前作よりも200gもの軽量化を果たし、より戦闘力を増して生まれ変わったLOOK・795 BLADE RS DISC(ルック・795ブレードRSディスク)をベテランライダーの管洋介がテスト!
軽さに磨きをかけたエアロレーシングロード「795ブレードRSディスク」
オールラウンドで使用できるエアロロードとして、トッププロが厚い信頼を寄せる795ブレードRSがモデルチェンジを果たした。フレームの形状こそ前作を踏襲するが、前作よりも200gもの軽量化を果たし、より戦闘力を増して生まれ変わった。 4種類の弾性が異なるカーボン素材を組み合わせて、その使用率を公表しているルック。新型では新たにウルトラハイモジュラスカーボンを5%使用、前作で最も高弾性だったハイモジュラスカーボンも32%から63%と31ポイントも増やすなど、素材のグレードを高めることで軽量化を実現した。 さらに専用のシートポストも110g軽量化。システム全体で310gもの軽量化を達成するとともに、低重心化による安定性も確保している。前作のシートポストはTTやトライアスロンで使用できる前乗りポジションに対応していたが、軽量化にともないロードポジション専用になった。 最新ロードバイクの多くがディスクブレーキ専用となるなかで、前作同様にリムブレーキ仕様も同価格で用意される。これはリムブレーキキャリパーの台座を制動力の影響を考慮する必要があるシートステーではなく、シートチューブ裏に設けた設計の利点といえる。 リムブレーキを支持する声も根強いなかで、ライダーの要求に極力応えるルックらしい姿勢の表れともいえるだろう。
整備性を意識してか完全内装こそされないものの、ケーブルの露出を極力抑え空気抵抗を低減したハンドルまわり。専用ADSステムはフレームセットに付属する。
BB386規格の採用によりダウンチューブとチェーンステーのボリュームアップを可能にして、ペダリングに対する剛性を高めている。