【NBA】河村勇輝がグリズリーズとのエグジビット10契約に合意!「より一層の努力をし、夢を実現させていきたい」<DUNKSHOOT>
7月7日、日本代表の河村勇輝がメンフィス・グリズリーズとのエグジビット10契約に合意したことを、所属する横浜ビー・コルセアーズが発表した。 【動画】異次元のスピードとシュート力!42得点を叩き出した河村のハイライトはこちら! チームによると契約は9月に締結予定で、契約後に渡米しレーニングキャンプに参加、10月に開幕するNBAの2024-25シーズンに向けて本契約を目指すという。 河村は現在23歳の172㎝・72㎏のポイントガード(PG)。2022年3月に横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を結ぶと、翌2022-23シーズンにMVP、新人賞など様々な賞を総なめに。昨季は平均20.1点(リーグ2位)、8.1アシストの活躍で2年連続のアシスト王&レギュラーシーズンベスト5に選出された。 日本代表では22年のワールドカップアジア最終予選でデビューし、昨年のワールドカップでは平均13.6点、大会3位の7.6アシストをあげてパリ五輪出場権獲得に大きく貢献している。 河村が契約するグリズリーズは、NBAで6シーズンプレーした渡邊雄太がプロキャリアをスタートさせたチーム。昨季は主力のケガに苦しみプレーオフ進出を逃したが、ロスターには24歳のジャ・モラントとジャレン・ジャクソンJr.、26歳のデズモンド・ベイン、23歳のサンディ・アルダマ、19歳のGG・ジャクソン二世ら将来性豊かなタレントが多く揃っている。 また、河村と同じPGのポジションには、エースのモラント、シューティングガードも兼任する守備職人のマーカス・スマート(30歳)、シカゴ・ブルズ在籍時の2011年にMVPに輝いたデリック・ローズ(35歳)、1990年代にブルズで6度の優勝を勝ち取ったスコッティ・ピッペンの息子スコッティ・ピッペンJr.(23歳)がいる。 河村はクラブを通じて、「このたび、NBAのメンフィス・グリズリーズより「エグジビット10」契約のオファーを受け、チャレンジする決心をしたことをご報告させていただきます。まず、夢の実現に向けた今回のチャレンジにおいて、全面的にご理解とご協力をいただきました横浜ビー・コルセアーズのクラブ関係者の皆さまに御礼申し上げます。そして、ビーコルファン・ブースターの皆さま、いつも熱いご声援をありがとうございます。夢の実現に向けたチャンスを掴むことができました。しかしまだ正式な契約ではありませんので、今後より一層の努力をし、夢を実現させていきたいと思います。引き続き応援をよろしくお願いいたします」とコメントしている。 エグジビット10はシーズン前に結ぶことができる無保証の契約で、球団はその選手に対して開幕前に2WAY契約に切り替えることが可能。選手はトレーニングキャンプで解雇された場合でも、NBA傘下のGリーグチームに所属し、60日間在籍すれば最大5万ドルのボーナスが支給される。 日本代表では今月5日に富永啓生がインディアナ・ペイサーズと同契約を結んでいる。両者ともトレーニングキャンプやプレシーズンで実力をアピールできれば、今秋に2人の日本人選手がNBAデビューを飾る可能性も出てきた。 構成●ダンクシュート編集部
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