ウイルスに負けない!腸を整えて免疫力を上げる生活習慣
ウイルスに負けない体をつくるには、免疫力を上げることが大事!特に、腸の働きは免疫力アップに大きな影響があります。そこで、腸を整える新習慣をご紹介。幸せホルモンの分泌で腸を活発に&体をひねって詰まりを解消してみて。 【画像】ウイルスに負けない!腸を整えて免疫力を上げる生活習慣 <教えてくれた人> 医学博士 江田証さん 江田クリニック院長。国内外から注目を集めている、消化器の専門医。最新著書に『腸内細菌の逆襲』(幻冬舎)がある。
腸は外敵と闘う最前地帯なのです
外から体内に侵入してきたウイルスや細菌から体を守ってくれるのが免疫細胞。実は全身の免疫細胞のうち、約6割が腸に集中しているといわれています。 「外から体に入る物のほとんどが、腸を介して全身をめぐります。腸はいわば、『体の玄関口』。腸に病原菌などの外敵が侵入すると、腸内にある免疫細胞が危険を察知し、抗菌作用のある物質を出して外敵を撃退してくれます。この玄関口で、いかに外敵をせき止めるかが、健康な体を保つ秘訣です」。(江田さん) 腸内環境が乱れると免疫機能も低下し、病原菌を撃退する力が弱まってしまいます。だからこそ、腸の働きを整える生活習慣や食事を心がけることが重要なのです。
腸の働きをよくする幸せホルモン
「楽しい、幸せ」と感じると、脳から幸せホルモン(セロトニン)が出て、腸の働きも活発に。ストレスをためない習慣を心がけましょう。
週3回、日記をつける
ストレスをため込まないためには、日記をつけるのがおすすめ。週に3回、最低20分、その日よかったことや嫌だったことを書くだけで、自律神経が整い、腸の調子も改善されます。
ぬるめのお湯で半身浴をする
腸が冷えていると、免疫力が低下します。おなかの冷えを感じたときは、38℃程度のぬるめのお湯で、15分ほど半身浴を。血流がよくなり、リラクゼーション効果のある副交感神経が高まることで、腸もリラックスして働きがよくなります。
寝る前に自分を褒める
就寝前に思い悩むと、寝つきが悪くなり、腸にも悪影響が。寝る1時間前に、自分を褒めることをイメージしてみましょう。幸せホルモンが分泌されて、質のよい睡眠をとることができ、腸の調子も改善できます。