「クロップ監督は彼の大ファンだった」出番が大幅減少した遠藤航は移籍すべきなのか。英国人記者が見解「南野拓実を例に挙げてみると…」【現地発】
「本人は残留を望んでいる」
リバプールで2シーズン目を迎えている遠藤航の去就は、イングランドでも関心を集めている。 【画像】三笘薫、鎌田大地ら海外組がジャカルタに到着!私服で登場した日本代表戦士! 昨夏に彼がリバプールにやってきたとき、大きな期待が寄せられていた。昨季まで指揮を執ったユルゲン・クロップ監督はこの日本人の大ファンで、遠藤はドイツ人指揮官のスタイルにも合っていた。加入1年目ながら先発の座も掴んでおり、未来は明るいと思われていた。 しかし2年目の今季、遠藤にとっては不運なことに、そのクロップが退任して、アルネ・スロット監督がチームにやってきた。新指揮官が就任して以降、遠藤は出場時間が激減している。 そんなMFに興味を示すクラブはいくつかあるが、本人は残留を望んでおり、リバプールでポジション争いをしたいと言っている。それは彼の性格を表していると思うが、私はマーケットに出て、移籍先を探すべきだと考えている。 リバプールのようなビッグクラブを去るのはとても辛いことだ。世界最高のクラブのひとつであり、多くのフットボーラーにとって憧れの場所だろう。 とはいえ、20代前半の若手選手であれば、我慢してチャンスを待つ時間もあるだろうが、彼はすでに30歳を過ぎている。あと何年もトップレベルでプレーできるわけではない。 かつてリバプールに在籍した同胞の南野拓実を例に挙げてみると、彼もまた出場時間を得るのに苦労し、2022年の夏にモナコに移籍した。モナコはリーグ・アンの名門であり、タイトルも十分に狙える。そして、今季は6季ぶりにチャンピオンズリーグにも出場している。そこで彼は本来の輝きを取り戻した。 遠藤の現状に反して、今季のリバプールは絶好調だ。プレミアでは現在、首位に立っており、19-20シーズン以来の優勝の可能性を高めている。 プレミア制覇が魅力的なのは確かだ。しかし、ベンチに座って、ただ観客のように見ているだけでいいのか。今のリバプールで先発メンバーに入るのは難しい。そしてオランダ人指揮官がローテーションをほぼ行なわないの明らかだ。 もっとも、将来を選択するのは遠藤自身だが、私は残留が彼にとって最善の決断だとは思えない。 著者プロフィール スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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