コントレイルと福永祐一騎手 (C)Yushi Machida

　29日、東京競馬場で行われたG1・ジャパンカップは、このレースで引退を表明しているアーモンドアイが三冠馬対決を制して見事にラストランを飾った。 2着に2番人気のコントレイル、3着に3番人気のデアリングタクトが入り、順当に上位人気が馬券圏内に入った。 ジャパンカップ、レース後ジョッキーコメント 1着　アーモンドアイ C.ルメール騎手 「すごく嬉しいです。もう1回G1を勝つことが出来たし、改めてアーモンドアイでG1を勝つことが出来たし関心しますね。アーモンドアイは引退レースでジャパンカップを勝って無事に帰ってきました。一番嬉しいです。ずっとエンジョイしていました。いつもアーモンドアイに乗るときは特別ですね。返し馬とかスタート前とかとてもプロフェッショナルでした。今回は（涙は）多分ないね。前回は天皇賞で新記録のレースだったのでやっぱりプレッシャーがありました。今回はさよならパーティーでしたね（笑）。今回も素晴らしい脚を使ってくれました。絶対に日本で一番強い馬です。それが嬉しいです。彼女に感謝したいです。3年間で大きなレースを勝ちましたし、大きな感動を貰いましたから、本当に彼女に感謝したいし、ありがとうございますと言いたいです。ファンの皆さんが今日アーモンドアイの引退レースで応援してくれて本当にありがとうございます。アーモンドアイはこれから牧場に行って子供をつくります。またアーモンドアイの子供を応援してください。ありがとうございました」 国枝栄調教師 「とにかく最後まで能力が衰えないところを見せてくれたので、本当に良かったです。レースはある程度流れてくれないとゴチャつくので、（キセキが）引っ張ってくれたのでこれは良いなと思いました。とにかくスタートが、天皇賞の時もそうですけど、ゲートの中で落ち着いて良いスタートを切れて、流れてくれたので大体理想的だなと思いました。天皇賞使って、ルメさんも言ってたけど99％というところでグンと上がっていたので、本当に凄いなと思いました。やはり、ここまでG1を8勝するだけの馬で、年齢的な衰えがあるのかどうかというだけだったので、それが全然ないなっていうのが証明出来ました。とにかく毎回毎回アーモンドアイがレースの度に我々が期待しているちょっと上をいってくれて、次どうなるのかなという夢が広がって、本当に楽しかったです。レースでは凄いですけど、普段は大人しいし、可愛い目をしていますしね、才色兼備というか本当にこういう馬がいるんだなという感じはします。ファンが多いのもよく分かりますし、無事アーモンドアイは結果を出して、これで引退で次のステージに行きます。競馬というのはブラッドスポーツですので、アーモンドアイの血が後世に繋がると思いますので、そういう子供達も応援していただければなと思います」 2着　コントレイル 福永祐一騎手 「1番プレッシャーのない所でリラックスして脚を溜めて行けました。良い形で上がって行けましたが、最後は苦しくなって左にもたれていました。タフな競馬で最後まで諦めずに走っていますが、アーモンドアイは強かったです」