安易に取り入れるのはミスショットの危険しかない!? シャローイングをやる前に覚えておくべきこととは?
多少左へ飛んでいくミスはOKと考えて「フェースを立てる」動きを覚える
そもそもシャローイングは、ダウンスイングでシャフトを立て過ぎるゴルファー向けのレッスン。どうしてもシャローイングをしたいなら、まずは「引っ掛け」が出るくらいインパクトゾーンでシャフトを立てる動きを覚えて欲しいです。 特にインパクトでフェースが開いてスライスやプッシュアウトが出てしまう人は、シャローイングの動きの練習はいったん中止して、フェースが閉じてヘッドがグリップを追い越すスイングの「基本」に戻るべきです。
体の回転が先行する「ボディーターン」、手元が先行する「ハンドファースト」に加え、シャフトを寝かせる「シャローイング」は、やり過ぎると「振り遅れ」が進んでボールがつかまらなくなります。 そればかりかヘッドスピードが落ちて飛ばなくなってしまいます。あくまでも開いたフェースを閉じてインパクトする「基本」があっての、「応用」のスイングであることを念頭に置いて下さい。
【解説】横山 健司(よこやま・けんじ)
日本大学櫻丘高校では野球部に所属、日本大学経済学部時代には高校野球部で指導。24歳でゴルフを始め、2010年に「ヨコヤマ・ゴルフスクール」を開校。現在200名以上のスクール生を指導するかたわら、FMさがみで「横山健司のちょいとゴルフをしませんか」のパーソナリティーや「インドアゴルフレンジKz亀戸店」でヘッドティーチャーも務める。
猿場トール