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台風10号、なぜ勢力低下? 流れ込んだ乾燥した空気

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朝日新聞デジタル

 気象庁は16日、6~7日に九州の西を北上した台風10号が、懸念された「特別警報」級にまで発達しなかったのは、北西から乾いた空気が流れ込んでいたからだったと明らかにした。乾燥した空気によって台風を発達させる水蒸気が少なくなることを正確に予測できなかったという。 【写真】予報より水蒸気量が減った台風10号(左)=気象庁資料から  台風10号について気象庁は2~5日、九州に近づく直前の中心気圧を915~930ヘクトパスカルと予測。930ヘクトパスカル以下で発表される特別警報級になる恐れがあるとしていた。  実際には、勢力は6日午後の段階で945ヘクトパスカル(速報値)まで衰え、特別警報は出なかった。大陸側にあった気圧の谷が想定よりも南下し、気圧も低くなったため、冷たく乾燥した空気が東シナ海から台風に流れこんで、水蒸気量が少なくなったらしい。  水蒸気は気象衛星ひまわり8号も観測しているが、台風の下層まで捉えきれないため、予報は大量の水蒸気を含んだ前提で出ることになった。数値予報課の計盛(かずもり)正博班長は「台風に乾燥した空気が流入していたことを正確に把握できなかった」と説明する。

朝日新聞社

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