観光客の視界妨げないよう清掃奉仕 福知山城でガイドの会
福知山観光ガイドの会(松本和徳会長)は、京都府福知山市内記一丁目の福知山城天守閣周辺で22日に清掃奉仕活動をした。ボランティアガイドとして、観光客と交流を温めながら巡る機会が多い城への恩返しとして取り組んだ。 ガイドの会は市の観光ボランティアガイド養成講座の受講者のうち12人で2009年4月に結成し、現在は35人が所属する。 今年は新型コロナウイルスの影響でガイド実績は当初見込みから大きく落ち込んだが、地元住民が直に案内する「もてなしの心」を大切に、話すスピードなど相手側に合わせて対応してきた。ガイド利用者からお礼の手紙が届くこともあり、会員らにとって大きなやりがいとなっている。 清掃活動は12人が参加して、観光客の視界を妨げないよう天守閣北側など人通りが少ない箇所を選び、エンジン搭載ブロワや竹ぼうきを使って落ち葉を掃くなどきれいにした。 松本会長は「日ごろから親しんでいる城への感謝と、来年もガイドを頑張っていきたいとの気持ちで年末清掃をさせてもらいました」と話していた。