地元産のサトイモ・白カブを総菜に 富山・八尾黒瀬谷地区活性化協、和食料理人の野崎さん監修
富山市八尾町黒瀬谷地区の活性化を目指す黒瀬谷KIRARI活性化協議会(宮田好一会長)は、和食料理人の野崎洋光さんの監修で、地元産のサトイモと白カブを使った総菜を作った。お披露目と試食会が1日、同市八尾町井田のアルビス八尾店であり、参加した八尾町内外の40人が素材の味が引き出された品々に舌鼓を打った。 黒瀬谷地区の野菜の高付加価値化と新たな農産加工品の開発を目指し、黒瀬谷KIRARI活性化協議会が取り組む農村RMO(農村型地域運営組織)事業の一環として企画。講師に日本料理の名店「分(わけ)とく山」(東京・南麻布)の元総料理長、野崎さんを迎えた。11月30日は同地区で農産加工に携わる女性8人が、野崎さんに地元野菜を使った総菜の作り方を習った。 お披露目会では、教わったレシピの中から「サトイモごまみそあえ」「サトイモきのこあんかけ」「タラとカブのスープ」「カブと油揚げのサッと煮」を用意。地元産の「富富富」のおにぎりも加えた計5品を振る舞った。
参加者は素材の味を全面に出した料理をおいしそうに頬張り、野崎さんに調理の秘けつなどを積極的に質問しメモを取っていた。総菜は参加者からのアンケートなどを参考にし、黒瀬谷交流センター喜楽里館で開く「菜菜(さいさい)こられ市」や、「軒下カフェ」で提供する予定。