日が短くなる冬 半日陰スペースでガーデニングは楽しめる? 押さえておきたい3つのコツとは
季節が変わり、風の冷たさを感じるようになりました。本格的な冬支度とともに、家を植物で華やかにしませんか? 一日のうち1時間くらいしか日が当たらない庭や、ベランダでもOK! 寒くなり、日が短くなる冬でも楽しめる植物やお手入れのコツについて、フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに伺いました。 【写真】まさかの額入れ! 晩秋からの花の楽しみ方 アレンジが素敵すぎるコーディネーターの技 ◇ ◇ ◇
暗くなりがちなスペースを植物で華やかに
日陰や半日陰の場所を生かして楽しむガーデニングスタイルを、「シェードガーデン」といいます。家の玄関前、木陰や北側など、数時間しか日が当たらず暗くなりがちなスペースを、植物で華やかな雰囲気にするガーデニングです。 とくに冬は日が短くなるので、家のガーデニングスペースに十分な光が入りにくいケースもあるかもしれませんが、諦める必要はありません。日陰に適した植物と少しの工夫で、素敵なガーデンが作れます。
秋冬の半日陰のスペースで育てやすい植物3選
半日陰のスペースでも秋冬に楽しめる、育てやすい植物3つを紹介します。
○クリスマスローズ クリスマスローズは、キンポウゲ科の多年草。耐寒性が強い花です。多くは常緑ですが、落葉するものもあります。白、ピンク、紫、グリーン、黒っぽいダーク系など色も豊富。花形のバリエーションも多く、人気が高いです。鉢植えで育てる場合は、過湿に注意しましょう。秋の長雨や梅雨の季節は対策が必要です。
○ヒューケラ ヒューケラは、ユキノシタ科の常緑多年草。緑や黄色、赤紫色、斑入りのものなど葉の色のバラエティが豊富で、カラーリーフプランツとして人気です。耐寒性も強いので、秋冬の寂しくなりがちなガーデニングに、明るさと彩りを添えてくれます。単体でも良し、他の花と一緒に寄せ植えするのも良いでしょう。
○ニオイスミレ(スイートバイオレット) ニオイスミレは、スミレ科の多年草。西アジアからヨーロッパが原産です。古くから香水の原料花として栽培されてきました。冬から早春にかけて、香りの良い可憐な花を咲かせます。耐寒性も強いため、日陰でも育つでしょう。