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〈サク呑み酒場〉「世界一の唐揚げ」は、サラリーマンのオアシスにあった

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食べログマガジン

〈サク呑み酒場〉

今夜どう? 軽~く、一杯。もう一杯。 イマドキの酒場事情がオモシロイ。居酒屋を現代解釈したネオ居酒屋にはじまり、進化系カフェに日本酒バー。どこも気の利いたツマミに、こだわりのドリンクが揃うのが共通点だ。ふらっと寄れるアフター5のパラダイスを、食べログマガジン編集部が厳選してお届け!

お通しは目の前の大皿料理から選ぶ

「こちらのお惣菜がお通しになりますので、この中からお好きなものをお選びください」。カウンター席の前に並べられた3種の大皿料理を指して、女将はにっこり微笑んだ。手前から、「小南家の肉じゃが」「杉山家のイワシ南蛮漬け」「安成家のナスの煮浸し」とのこと。どれもおいしそうだが、それ以上に料理名の前に付いた「〇〇家」がいったい何を意味するのか気になってしまう。

実際「杉山家」は女将の名前から、「小南家」や「安成家」もスタッフの名前からきているのだそう。そして、この店の名前は「新橋二丁目九番地 らんたん」。その名のとおり、新橋二丁目九番地にある“小料理屋感覚”の酒場である。

入りやすい店構えで女性客も安心

同店があるのは新橋駅からほど近い、小さな飲食店が軒を連ねるエリア。古くは花街だった場所で、烏森神社のそばにある。新橋といえば“サラリーマンの街”として有名だが、同店の男女比は半々。店側としては当初、男性客7~8割をイメージしていたが、予想以上に女性客が多くなった。それだけ女性客にとって居心地のよい店だったというわけだ。また、年代は30~40代が中心だが20代後半の若い客もいて、さらに上は60代までと幅広い。

飲食店の店構えは、その時々の“時代の空気”が如実に反映されるもの。同店のまわりには古くから営業する店も多く、外から中が見えない店も少なくない。当時は普通だったこうした店構えも、イマドキの若者には少々ハードルが高いものがある。そこで、同店は店舗をガラス張りにし、店内を丸見えに仕上げた。これならどんな店か分かって安心感もある。こうした入りやすさも女性客や若い世代が増えた要因の一つとなっている。

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