【バレー】ヴォレアス北海道・越川優「今日なぜ3-0で勝って、前回なぜ3-0で敗れたかの差」ヴォレアス北海道-大同特殊鋼レッドスター会見コメント V2男子
12月6日、北海道旭川市でおこなわれた、ヴォレアス北海道-大同特殊鋼レッドスター試合後、両チームの記者会見コメントをお届けする。 このカードは前回、11月22日、宮崎県都城市でおこなわれ、3-0で大同特殊鋼レッドスターが勝利している。今回の試合ではそこから打って変わって、ヴォレアス北海道が3-0で勝利した。リベロで出場した渡辺俊介選手の移籍初戦でもあった。
ヴォレアス北海道会見 渡辺俊介「共に戦ったメンバーに感謝」
エド・クライン監督 今日は非常に重要な試合の日でした。我々はリーグ1位を目指しているので、今日の試合に負けると1位になるのが不可能になりかねない。大同特殊鋼は2位に上がる可能性のあるチームなので、ちょっとしたプレッシャーを感じていました。そういった状態でチームがしっかり反応してやってくれたということを光栄に思っています。今シーズンの中で一番重要で厳しい試合でしたが、一番良い試合が出来ました。 前回素晴らしかった大同のアタックを、今回は3セットで20点に抑えることができました。相手のアタックではなく、こちらのサーブ、ブロック、ディグが機能したという証拠でもあります。 今週を通じて、選手たちには、ディグに危機感をもって取り組むように伝えてきました。試合では何本も何本も拾ってくれたと思います。 戦術的にも、相手チームをしっかり研究して準備しました。(ストレートで敗れた)2週間前から比べて、いろいろ修正して臨みました。起用するメンバーをがらっと替えました。今日の試合のメンバーでは、サーブが強く、相手のレシーブの陣形を崩せる選手、サイドアウトを高いレベルで取れる選手を起用しました。 2週前に敗れたことから立ち直る一番の方法は、勝つことです。3-0で勝って、いい気持ちで天皇杯を迎えましょう、と選手たちには伝えました。もし今日の試合に負けていたら、嫌な気持ちで天皇杯を迎えることになりましたが、いい気持ちで迎えることができそうです。 天皇杯は非常に楽しみですし、V1のチームと同じレベルで戦えると思っています。しっかり準備して勝ちにいきたいと思っています。 越川優選手 今日なぜ3-0で勝って、前回なぜ3-0で敗れたか、という差が、今日のゲームに現れていたと思います。 前回は第3セットから途中出場でしたが、立て直すことが出来ずに終わってしまいましたが、今日はスタートから、ゲームメイクから意識して入れましたし、 今日から(渡辺)俊介が合流して試合に出られるという中で、これまでよりもゲームメイクしやすい選手が加わった印象があり、安心感を持ってコートにいることができました。 今日はヴォレアスのメンバーひとりひとりが、なぜ今日勝って前回負けたのかを学べる良い機会になったと思います。 今週末は天皇杯がありますし、格上のチームに胸を借りるつもりで、コートで戦えるよう頑張っていきます。 渡辺俊介選手 今日は3-0で勝てて非常に良かったですし、共に戦ってくれたメンバーにすごく感謝しています。 前回負けた試合はしっかり映像で見ました。自分が今日何ができるか、しっかり考えて、コート上でプレイできたので、自分ではまあまあ出来たなあ、と。でもまだできると思っていますし、前よりもっといいチームになれると思っています。1日1日の練習、バレーボールに取り組む姿勢を少しずつ変えて、いいものをチームで共有できたらと思っていますので、引き続きしっかり取り組みたいと思います。 天皇杯では、相手は格上かもしれませんが、自分たちは必ずV1へ昇格するという気持ちを前面に出し、挑戦者の気持ちを持ってプレイしていきたいと思っています。 張育陞選手 今日の試合の勝ちは嬉しいと思いました。大同は先々週ヴォレアスが負けた相手なので、今日は勝ちが必要でした。 来週は天皇杯で、V1のチームと対戦できるのが楽しみです。 後藤万澄選手 大同特殊鋼は僕の古巣(2019-20シーズン在籍)でして、相手コートに対して感情的になる部分がありましたが、高ぶったエネルギーを、越川さんや俊介さんがまとめあげてくれて、僕らの若いエネルギーを一点にまとめてくれたから、今日のような結果に至ったのだと思います。 (次の試合に向けては)ヴォレアス北海道は(スターティングメンバーが)固定ではないので、レギュラー争いが熾烈な分、高めあっていると思いますし、今日はチームとしても天皇杯へ向けていい試合になったと思いますし、僕個人としても、いいアピールが出来たのではないかと思います。