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家にいながら“お墓参り” お坊さんがいない“葬儀”も コロナで変わる宗教儀式

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中京テレビNEWS

 新型コロナウイルスの影響で、“お墓参り”のやり方にも異変が出てきています。

 三重県の御浜町で石材店を営む湊賢一郎さん。  墓石の前に到着すると、三脚を立てカメラをセット。いったい、何を始めるのでしょうか?  実はこれ、お墓参りを代行し、一部始終を動画でライブ配信するサービス。

 依頼主の吉岡公子さんが見守るなか、タオルでふいたり、草むしりをしたり、お参り前にお墓をきれいにしていきます。 「眠られている方が満足して喜んでもらえたらと思ってやっています」(湊石材店 湊賢一郎さん)

花を手向けてお線香をあげると、「お墓参りします」と、湊さん。

 このサービスを利用した吉岡公子さん。もともとは、熊野市に住んでいましたが、結婚を機に地元を離れました。  ことし、ゴールデンウイークにお墓参りを予定していましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、自宅にいながらできる“オンライン墓参り”を利用することにしました。 「思った以上に本当にお墓参りをしている感じがしたので、すごく泣きそうなりました。帰りたいって思いました」(吉岡さん)

 石材店を営む湊さんが、“オンライン墓参り”のサービスを始めたきっかけは、過疎化で墓じまいする人が増えたからだといいます。 「お墓っていうのはその家のルーツでもありますので、お墓じまいをすこしでも少なくして、自分のルーツを大事に考えていただけたら、お墓を作っているものとしては本望だと思います」(湊石材店 湊さん)

 故人を見送る“葬儀”にも、新たな動きが出てきています。  名古屋市のとある葬儀場に“お坊さんのいないお葬式”という看板が。どんなお葬式なのでしょうか。

「今までのお坊さんのいる葬儀が当たり前ではなくて、家族が納得する時間を過ごしたいと思われる方に利用していただきたいサービスです」(ナインアンドパートナーズ 代表取締役 大森嗣隆さん)

 こちらの会社が勧めるのは“想送式”という新しい葬儀のカタチ。  “お坊さんがお経を読む”などの宗教儀式を行わず、故人の好きだったものを一緒に楽しんだり、カラオケ好きな故人を歌で送るなど、こだわりを詰め込むことができる自由な形の葬儀です。 「宗教観も価値観も多様化している中で、それぞれの望む形のお葬儀をしてもいいんだと、そんなことを皆さんにお伝えできたらと思います」(ナインアンドパートナーズ 代表取締役 大森さん)

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