初代007ショーン・コネリーが逝去 ダニエル・クレイグも追悼コメントを発表
現地時間10月31日(土)、家族と代理人はショーン・コネリーが亡くなったことを発表。妻のミシュリーヌ、2人の息子ジェイソンとステファンに見守られ滞在中のバハマ諸島で息を引き取った。90歳だった。死因は明らかにされていない。 息子のジェイソンはテレビ局「BBC」に「父はここしばらく体調が優れなかった」「亡くなったばかりであり、この大きな出来事を理解しようと家族みんな努力している。父を知り、愛していた人すべてにとって悲しい日だ。そして俳優としての父の素晴らしい才能を楽しんだ人にとって悲しい喪失である」と語っている。
初代ジェームズ・ボンドとして7本のシリーズ作品に出演したコネリー。ボンドの公式アカウントも彼の死を追悼している。「1962年の『007 ドクター・ノオ』でスクリーンに登場した初のジェームズ・ボンドでした。『007 ロシアから愛を込めて』『007 ゴールドフィンガー』『007 サンダーボール作戦』『007は二度死ぬ』『007 ダイヤモンドは永遠に』に出演しました」。
『007は二度死ぬ』は日本を舞台にした作品。ロケも日本で行われ、ボンドガールには浜美枝が抜擢された。またシリーズ外の作品『ネバーセイ・ネバーアゲイン』にも出演、これが最後のボンド役だった。 現在007を演じるダニエル・クレイグも追悼のコメントを発表。「サー・ショーン・コネリーはボンドとして、そしてそれ以外の本当に多くのものとして永遠に記憶に残るだろう。1つの時代、1つのスタイルを決定づけた人物だ。スクリーンで表現したウィットと魅力はメガワットで単位で測れるようなものだった。今の時代の大作映画を作るのに貢献した人だった。これからもずっと俳優は映画人に影響を与え続けるだろう」「家族と彼の愛した人へお悔やみの気持ちを捧げる。彼がどこにいても、そこにゴルフ場があることを祈る」。コネリーはゴルフを心から愛し、名プレイヤーとして知られていた。