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「生理にタブーをなくすことの重要性」 22歳のハーバード大学生、ナディア・オカモトに学ぶ!

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ウィメンズヘルス

現役ハーバード大学生で、NPO団体『Period.(ピリオド)』の創設者兼エグゼクティブディレクターのNadya Okamoto (ナディア・オカモト)。生理に関する困難や偏見を無くすため、若干16歳で『Period.』を立ち上げた彼女の活動は、一見すると生理用品を手にすることができない女性たちを助ける活動に見える。しかし、彼女がこの問題と向き合い、5年間戦い続けてきたのは、すべての女性を”生理の困難”から救うためだ。そんな彼女について、WH Coの桑子麻衣子さんがレポート。

分岐点は”ホームレス生活”

台湾人の母と日本人の父を持つナディア。両親の離婚を機に、母と2人の妹たちと生まれ育ったニューヨークからオレゴン州ポートランドへ移り住んだ。16歳の時、金銭的に困難に陥った彼女は、友人宅やシェルターを転々とし、一時的にホームレス生活になる。 決して平穏な青春を謳歌できるような環境ではない10代だったことは、誰が見ても分かるだろう。また彼女自身も簡単な時期ではなかったと語っている。しかし、この経験こそが現在の彼女に繋がり、そして世界中の女性を救う活動をすることになる糧になる。 母の失業をきっかけに、たった10分だった通学路がバスで2時間かかるようになった。その通学路で、よく見かけるホームレスの女性がいた。誰に対しても偏見がなく、フレンドリーに接する彼女は、そのホームレスの女性に「生活で一番困ることは?」と話しかけた。ホームレスの女性は、金銭的に生理用品を購入する余裕がなく、シェルターでは「生理用品が必要」と声を上げることは”恥ずかしい”ことだと感じていた。生理中はトイレットペーパーや靴下、褐色紙袋、ダンボールに頼っているとその女性は話した。

非営利団体『Period.』を創設する

シングルマザーの母、ナディア、そして2人の妹。女性だけのナディア家では生理の話はオープンに行われてきた。しかし、それがホームレスの女性にとって、そして世間的には、「生理」という言葉がまるで悪いもので、他人に隠さなくてはいけないものであるかのように扱われている。 ナディアは、16歳でNPOを設立。一緒に活動した仲間のなかには女性だけでなく男性の友達もいた。ピッチコンテストなどに積極的に参加して寄付を募り、ナプキンやタンポンなどの生理用品を買い、小分けのパッケージにして配り始めた。デジタルネイティブ世代の強みを生かして、SNSを活用。アメリカ各地に活動を広げていった。 Period.が発足して5年。その活動は留まることを知らない。米国50州に加え、ドイツやフランスなどのヨーロッパ、マレーシアや中国などアジア、ケニアやジンバブエなど40以上の国に広がっている。また現在、COVID-19のパンデミックを受けて、200万の生理用品を必要な人に配給している。

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