小池都知事が定例会見4月8日(本文1)TOKYOワクチンバスを大学に派遣
福島県への職員派遣を延長
それから先日も地震、大きな、揺れが激しい地震もございましたが、福島県への職員派遣を延長するということ、これをお知らせいたします。3月16日ですけれども、福島県沖を震源とする地震が発生いたしました。その被害が生じていることから、その復旧のために都から福島県二本松市に職員を派遣いたしております。延べにしますと16名。そして住宅被害を調査したり、罹災証明の作成する、その業務を支援しているところであります。 今週の5日、都の原田危機管理監、現地に赴きまして、内堀福島県知事や、三保二本松市長から直接現場の状況などについてもお話を伺いました。現地では一刻も早い生活再建が求められているということで、県知事、市長から支援の延長の要望を受けまして、このため新たに応援職員を延べ16名派遣をして、22日の金曜日まで2週間、応援業務を延長することといたしました。ということで、都としてできるサポートをしていきたいということの実例でございます。 それから4番目の項目でありますが、TOKYOデジタルプラットフォームZEROについてのお知らせであります。東京にお住まいの方や、在勤・在学の皆さん、そして東京に関心がある国内外の方々が、東京都とデジタルで直接つながるという新しい、これはプラットフォームですが、ZEROを構築いたしてまいります。 今日、その入り口となるポータルサイト、My TOKYOを開設いたします。このサイトを通じてユーザーの皆さんにはニーズに沿った情報をプッシュ型でお届けする。さまざまな行政サービスや手続きにもスムーズにアクセスができるようにいたします。さらにこれは双方向のコミュニケーションが取れるようになっておりまして、より良い東京をユーザーの皆さんと共につくり上げていきたいと考えております。
都民提案・大学提案の募集開始
なお、このサイトですけれども、開設したあとも段階的に機能を充実させてまいります。このサイトでは興味がある分野や、ユーザーの年代や配偶者、そしてお子さんの有無といったような属性を入力することで、その方に合った情報を、その人に合わせる、パーソナライズして表示をするということとなっております。 例えば都立施設の予約とか、都の公開講座の申し込みなど、オンライン上でできます「東京共同電子申請・届出サービス」にリンクをさせます。それから記事や事業に対する4段階の評価、意見や提案などが寄せられるフォームを設けますので、皆さんからのご意見によって、さらに使いやすく便利なサイトに改善をし続けると。それとともに施策や取り組みに生かしてまいります。このMy TOKYOをぜひ多くの方にご活用いただきたいと存じます。 次に5番目のテーマでありますけれども、都民提案・大学提案の募集の開始についてのお知らせです。この都民提案、また大学提案でございますけれども、都民の声や研究者の知見を都の施策に反映する仕組みとして平成29年度から実施をしているもので、これまで皆さま方から1435件のご提案をいただいて、その中から52件の事業を具体化してまいったものでございます。 都民提案のほうは昨年度に引き続き、東京の未来を担う若い世代の方のご意見を都政に反映させたいということから、高校生なども提案できるように、対象年齢を満15歳以上といたしております。昨年度の都民による事業提案制度におきましては、採択された7件のうち、2件が高校生による提供でございました。今、画面でご覧いただいているように、「だれもが使いやすい駅づくり」という高校生の提案でありますけれども、車椅子を利用されている方や、視覚障害者の皆さんが、安全かつ便利に駅を利用できるように、例えばスマホアプリやAIカメラなどを活用して、案内誘導などのサポートを受けやすくするものという、高校生からの提案でございました。これを採択しまして、令和4年度予算、現在の予算で、0.4億円、4000万円を計上したというものでございます。