ポケモン剣盾「冠の雪原」でジレンマ発生 ファンの意見が真っ二つに割れる
「冠の雪原」のジレンマとは?
Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下、ポケモン剣盾)は2020年10月23日(金)「冠の雪原」の配信を開始する予定です。「冠の雪原」は追加ダウンロードコンテンツ「エキスパンションパス」を購入することで遊べるようになる追加DLC第二弾です。 【画像】「冠の雪原」で実装されるポケモンを見る(9枚) 「冠の雪原」の実装でファンが一番心待ちにしていることは、『ポケモン剣盾』でパートナーにすることのできるポケモンが大きく増えることです。 今回から新しい姿で見つかった「ヤドキング」や「伝説の三鳥」。過去の「伝説ポケモン」と関連性のある「レジエレキ」に「レジドラゴ」、さらには看板にもなっているポケモン「バドレックス」など、新ポケモンにも注目が集まります。 また、過去シリーズに登場していたものの、まだ『ポケモン剣盾』に実装がされていなかったポケモンたちが戻ってくるほか、新システム「ダイマックスアドベンチャー」を通すことで、過去作に登場してきた「伝説ポケモン」までもが捕まえられるようになります。 「ダイマックスアドベンチャー」と共に追加される新ストーリー、「ジムリーダー」や「チャンピオン」たちとタッグを組んで「ダブルバトル」に挑む「ガラルスタートーナメント」システムなど、「冠の雪原」の実装以降で『ポケモン剣盾』はより”広く深く”楽しめるようになります。 期待が高まるなか、新アイテム「とくせいパッチ」の登場がファンの間で大きな議論を呼んでいます。 「とくせいパッチ」とはポケモンの「とくせい」と呼ばれるステータスを変化させるアイテム。このアイテムの登場によって「ポケモン」の育成工程の大きなひとつが省略されることになります。 育成を容易にさせることは、オンラインでのポケモンバトルへの新規参入ハードルを下げることを目的とした試みの一環ですが、育成が”簡単になりすぎる”ことを懸念した声も少なくありません。 パートナーと一緒に成長していくことが醍醐味でもある「ポケモン」シリーズなので、「育成」の工程を省きすぎることの是非に関して意見が真っ二つに割れてしまいました。「楽に育てたい」思いと「簡単すぎるのは……」という複雑な思いがジレンマとなっているのです。 “1匹を育てるのに数か月”の時代から、これまでにも段階的に育成が楽になってきたポケモンですが、「とくせいパッチ」はその最たる例なのかもしれません。実装後のファンの反応も気になるところです。
ふみくん