エバラ「なべしゃぶ」絶好調 8-11月に223%増 内食需要の高まりが背景 アルコールの出現率高く家飲み需要にも対応
エバラ食品工業が2018年8月に発売した、しゃぶしゃぶ用つゆ「なべしゃぶ」(全3種)の販売が好調だ。 19年度(8~11月累計)に前年比92%増と伸長し、今年度(同)は223%増と大幅伸長。内食需要、さらに自宅で楽しむしゃぶしゃぶへの関心が高まり、つけだれ不要で手軽に味付きしゃぶしゃぶを楽しめる「なべしゃぶ」の販売伸長につながったとみられる。 同社によると、内食需要が高まり、「おうち時間」を充実させる過ごし方が話題になる中で、特に9月以降、しゃぶしゃぶの検索数が急上昇。自宅で家族とともに調理をしながら食事を楽しむしゃぶしゃぶへの関心が高まったという。 年末年始も自宅でゆっくりと過ごす人が多いと予想されるだけに、「なべしゃぶ」への関心もさらに高まる可能性がある。 「なべしゃぶ」は、つけだれ不要で手軽に味付きしゃぶしゃぶを楽しめること、2人分×2袋入りで少人数の食卓にも便利に使えることに加え、食材を変えるだけで手軽にごちそう気分を味わえることが特徴。「年末年始には牛肉、ブリを使用した『ごちそうなべしゃぶ』もおすすめ」(同社)だ。 しゃぶしゃぶは、アルコールとの同時出現率が高く、家飲み需要に対応できることが特徴。特に「なべしゃぶ」は、豚肉、ネギ、キャベツなどの冷蔵庫にある2~3種類の野菜だけで豊かな味わいを楽しめること、つけだれ不要という手軽さから「家飲みのおつまみとしても広がりを見せている」(同)という。