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渋野日向子のコーチが「成功」よりも「失敗」を大切にする理由【打ち方は教えない。】

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みんなのゴルフダイジェスト

昨年ツアールーキーながら全英女子オープン制覇という快挙を成し遂げ、賞金女王争いも繰り広げた渋野日向子。そんな彼女をサポートし、渋野を“しぶこ”と呼ぶコーチ・青木翔はレッスン中の“失敗“を大事にしているようだ。自身の著書「打ち方は教えない」からその理由を教えてもらおう!

人は答えではなく失敗によって成長する

僕がレッスンの中で大事にしているのは、「失敗」です。 失敗には必ず原因があり、それを見つけて克服することが、上達や成長につながるのです。 もちろん成功からも学ぶことはできますが、こちらは少しハードルが高い。失敗のほうが、原因をピンポイントに見つけ出しやすいという特性があります。 また回数も、成功より失敗のほうがはるかに多い。皆さんも思い返してみてください。自分の挑戦や選択の半分以上が失敗のはずです。 ちなみに僕の人生では、実感値7割くらいが失敗(トホホ……)。 でも、失敗を成長する種だと思えば、それだけたくさんの機会があるということになります(ラッキー!)。

可愛い子には旅をさせよ

しぶこがツアールーキーだった2019年9月に行われた日本女子プロゴルフ選手権で、コースのラフ(長く伸びた芝)に苦戦をし、スコアを伸ばせないということがありました。 ラフからのショットは、通常とは異なる打ち方をしなければなれません。対策ができていない彼女を見て「コーチは何をしているのか、打ち方を教えてやれ」という声が多くあったと聞きます。 この試合は国内のメジャーの大会で、賞金も通常の試合より高額でした。結果を出すため、経験の少ないしぶこには対応が必要だったかもしれません。 打ち方を教えれば、その日のスコアはそれなりにまとまったでしょう。しかし、次に対応できない状況に陥ったときはどうか。 運よく、助言をする人がそばにいればいいですが、フィールドでは基本的に自分で考え決断し、プランを構築しなくてはなりません。 でもそれよりも大きな成果を目指して、あえて失敗をしたほうがいいこともあります。 例えば、ジュニアゴルファーの親御さんには、ラウンド前にあらかじめミスが減るようなアドバイスをしてしまう人が多くいます。 でもジュニアのときのラウンドでいいスコアが出ても、その子の人生に大きな影響を与えることはほぼありません。 それよりも、ラウンドの中で失敗をして、その問題を解決できた経験こそが、彼らの持続的な成長に繋がるのです。 「打ち方は教えない。」(ゴルフダイジェスト社)より

みんなのゴルフダイジェスト編集部

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