小田急エージェンシーの「新宿駅デジタルウォール」でOOH広告の実証実験を開始 視認数で配信を最適化
小田急エージェンシーは、デジタルOOH広告枠の「LIVE BOARDマーケットプレイス」を提供するLIVE BOARDと実証実験を開始する。同実証実験では、小田急エージェンシーが管理・運用するデジタルサイネージメディア「新宿駅デジタルウォール」(以下、デジタルウォール)を「LIVE BOARDマーケットプレイス」の広告枠として提供。そして、デジタルウォールに設置されているカメラを用いて算出したインプレッションに基づき、最適な広告コンテンツを配信する。
デジタルウォールは、以前からカメラを用いた個人を特定しないサーキュレーションデータ(以下、カメラのデータ)の収集および開示を実施している。今回の実証実験では、デジタルウォールから得られるカメラのデータ(人数・人流・属性データ)と、LIVE BOARDが保持するデータを統合して算出した情報を基に、インプレッションベースでデジタルOOH広告の配信最適化と販売を行っていく。また、今回の実証実験は、「一社買切り」で決定しなかった未決定枠をDSP経由で販売することで、従来の販売チャネルとは異なる売り方についても検証をしていく。
MarkeZine編集部[著]