【i4 M登場?】BMW M、初のEV導入 年内発表予定 電動パフォーマンスモデル
i4のMパフォーマンス仕様か
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン) translator:Takuya Hayashi(林 汰久也) 【写真】華麗なる「4」ファミリー【BMW i4/M440i/M4/4シリーズを写真で見る】 (110枚) BMWは今年、「M」のバッジを付けた電動パフォーマンスモデルを発表することを明らかにした。「特徴的なMのフィーリングを全く新しい形で表現する」という。 BMW Mブランドの2020年の販売実績を詳述したリリース文では、マーカス・フラシュCEOが「初めて電動パフォーマンスモデルを発表することを楽しみにしている」と述べている。AUTOCARは、これは近日発売予定の電動セダンi4のMバージョンになると予想している。 しかし、まもなく登場する新型M3/M4とは異なり、「i4 M」は現行のM340iのような本格的な「Mモデル」ではなく、「Mパフォーマンス」になると考えられる。 年末に発売される標準のi4は、秋ごろに最終的な市販モデルがお披露目されると予想されている。 BMWは2019年に、i4が530psのパワートレインを搭載することを明かした。0-100km/h加速は約4.0秒、最高速度200km/h、480km以上の航続距離を持つとされている。 490psのテスラ・モデル3パフォーマンスより高出力であるにもかかわらず、0-100km/h加速3.1秒には届いていない。これはおそらく意図的なもので、今後登場するi4のパフォーマンスモデルがこのギャップを埋めるだろう。 また、電動SUVのiXのMパフォーマンスモデルも計画されているものとAUTOCARは予想している。詳細はまだ確認されていないが、実現すれば同様のモーター出力が期待できる。 M社は、新車販売台数の減少傾向をなんとか乗り切り、2020年は合計14万4218台を販売した。これは2019年比で6%の増加である。 好調の理由としては、新型3シリーズや4シリーズのMパフォーマンスのほか、最新のX5 MやM2 CSの人気を挙げている。
AUTOCAR JAPAN