【K-1】反則負けで大激怒「山口は侍ではなかった」とイストラテ 無差別級トーナメント
<K-1ワールドGP:東京大会~FINAL~>◇14日◇東京・代々木第一体育館 第2試合で行われたK-1ワールドGP無差別級トーナメント準々決勝<1>3分3R延長1Rで、山口翔太(34=GENESIS/TEAM3K)と戦い反則負けを喫したクラウディオ・イストラテ(29=イタリア)が試合後の会見で怒りをぶちまけた。 【写真】怒りをぶちまけたイストラテ(左) イストラテは1回、禁止されている首相撲からのヒザやストップ後の左フックでイエローカードを提示されてまず減点1。試合再開後、組み際で後頭部にパンチを入れてさらに減点1が与えられた。そして再び試合が始まるとイストラテは左右の連打で山口に襲いかかり、組んだ状態からレフェリーの制止を聞かずにパンチを放つと、山口が後頭部を押さえて倒れ、レッドカードで反則負けとなった。 イストラテは興奮状態で「(相手が後頭部を押さえて倒れてノーコンテストとなった)前回のシナ・カリミアン戦のコピーのような試合だった。これはバレエやダンスではない。戦いだ。俺は戦いたいんだ」と話し、山口の印象を聞かれると「彼は侍でもなければ、戦士でも空手家でもなかった。彼はシナのコピーだ」と、犬猿の仲でもあるシナ・カリミアンの名前を出してボロクソに言い放った。 イストラテはレフェリーの制止を聞かず放ったパンチについては「自分はここに戦いに来たのであって、ダンスをしに来たわけじゃない。自分のスタイルは非常にアグレッシブで、そのスタイルを変えろというのであれば、スポーツの種目を変えるしかない。パンチを出してしまった後に止められても、拳は止まらない」と説明。後頭部へのパンチについても、山口が組みついてきたため、フックが後頭部に入ってしまっただけで、後頭部を意図的に狙ったわけではないと釈明した。