「奄美のお正月、体感して」 三献ランチ提供へ 龍郷町荒波龍美館
鹿児島県龍郷町幾里の荒波龍美館〈荒波のやどり〉内の飲食スペース「あらば食堂」は来年1月4日から、奄美の伝統的な儀式「三献」を取り入れたランチメニューを提供する。同館を運営している一般社団法人イモーレ秋名のメンバーらは「移住者や若い子育て世代など、普段は伝統行事になじみのない人も自宅に帰るような気持ちで奄美のお正月を体感してほしい」とアピールした。予約制。 三献は奄美の伝統儀式で、年始祝いや結婚式などで用いられる。一般的に餅吸い物、刺し身、肉吸い物の三つの膳が順番にあり、前後で酒や塩、干物などが供されるが、各地区によって具材や食べ方などは多少異なる。
あらば食堂では、吸い物と刺し身に加え、ツバシャ(ツワブキ)やコシャマン(山芋)、島アザミなどの地元食材を使った大みそかのごちそう「ワンフネヤッセ(豚の骨付き肉と野菜の煮物)」などを合わせる。 期間は1月4日から10日ごろまで。完全予約制で、食材がなくなり次第終了。値段は1人分1800円(税込み)。 予約・問い合わせは、電話090(7470)3143村上祐希代表、または公式ラインアカウント(@622kdwhk)。
奄美の南海日日新聞