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京葉道路の渋滞「9割減」見込む 道幅変えずに車線増 渋滞激化の外環でも使える?

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乗りものニュース

ICの加速・減速レーンを伸ばしてつなぐ「付加車線」

 東京と千葉を結ぶ自動車専用道路、京葉道路などで工事が行われていた付加車線の運用が8月4日(火)15時ごろから開始され、次の区間で、車線が増えます。 【地図】京葉道路どう変わる? 付加車線設置区間の概要 ・京葉道路(上り線)武石IC~船橋IC、約9km(付加車線整備延長は約6km) ・京葉道路(上り線)千葉東JCT~貝塚IC、約1.3km ・千葉東金道路(上り線)千葉東IC~千葉東JCT、約0.4km  市川、船橋、千葉などの市街地を貫く京葉道路は、NEXCO東日本屈指の交通量の路線で、2018年に外環道の千葉区間(三郷南JCT~高谷JCT)が接続して以降さらに増え、直近では1日28万台以上が通行しています。今回の武石IC~船橋IC上り線などは特に、朝夕の通勤時間帯や休日の夕方に渋滞が発生しているといいます。  しかしながら、半世紀前に開通した古い道路であり、周辺も高度に都市化しているため、拡幅は困難です。そこで、道路の全幅を変えずに、路肩や中央分離帯部分の幅を削って車線を増やす工事が要所で行われてきました。今回の武石IC~船橋IC上り線では、幕張PA、幕張IC、花輪ICの加速・減速車線を延長してつなげる形で、幕張PAから船橋本線料金所まで3車線(本線2車線+付加車線1車線)になります。  なお、付加車線は交通容量を増やす目的で整備されますが、本来の「走行車線」とは区別され、速度も60km/hに制限されます。今回の武石IC~船橋IC上り線の付加車線は、幕張ICおよび花輪ICの出口へ直接接続しているため、東京方面へ向かう場合、出口ランプ付近では車線変更が必要です。

過去にも効果を上げてきた「道路幅そのままで車線増」

 NEXCO東日本 取締役兼常務執行役員の高橋知道さんによると、2014(平成26)年から2016年にかけて付加車線が整備された穴川IC~貝塚IC間では、渋滞量が約7割削減されたとのこと。今回の武石IC~船橋IC上り線については、9割減を見込んでいるそうです。  今回のように路肩などを削り、既存の道路幅のままで車線を増やすことは、過去にも東名の音羽蒲郡IC~豊田JCT間や、東名阪道の四日市IC~鈴鹿ICといった渋滞区間で行われ、効果を上げてきました。いずれも暫定的に片側3車線としたもので、並行する新東名や新名神の開通により交通量が減少したこともあり、東名 音羽蒲郡IC~豊田JCT間については現在、2車線に戻されていますが、京葉道路の場合は今回の姿が「本設」になります。  そして今後、このような車線増設などの抜本的な対策が必要になってきつつある区間として、外環道の埼玉区間(大泉JCT~三郷JCT)が挙げられます。2018年6月に千葉区間が開通して以降、たとえば川口JCT(東北道)~三郷JCT(常磐道)間では渋滞回数が外回りで43回から289回、内回りでは34回から538回に増えるなどしており、今後、関越道から東名高速までの区間が延伸すれば、その交通量はさらに増加することでしょう。  NEXCO東日本の高橋さんによると、埼玉区間では一部出口の交差点改良、速度低下が発生しやすい上り坂を中心に、路肩や中央分離帯にLED発行パネルを連続して設置、車両の進行方向へ流れるように点滅させることでドライバーの視線を誘導し、適切な走行速度を保つようアシストする「ペースメーカーライト」を増やすといった対策を行っているそうです。ただ、京葉道路のような手法での車線増設は、難しいとの見解を示しました。

乗りものニュース編集部

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