IR汚職 秋元司議員「起訴内容、全て否認し無罪主張する」
日本の統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で東京地検特捜部に収賄(しゅうわい)罪で起訴された秋元司衆院議員が14日夜、記者会見した。秋元議員は冒頭、「賄賂(わいろ)を受け取ったってことは一切ありません。従いまして私は、裁判では、起訴された事実すべてを否認して無罪を主張します」と訴えた。 【動画】IR汚職で起訴 保釈の秋元司議員が記者会見 会場には報道陣が詰めかけ、紺色のスーツ姿の秋元議員が現れるとカメラのシャッター音が鳴り響いた。
秋元議員は「私は裁判を控えているので詳しいことまではお話しできませんが、国会議員として今回の事件(について)、私の主張をまず申し上げておく必要があると考え、この場を設けさせていただいた」と説明を始めた。 そのうえで、「私はこれまで政治活動の一環として、観光立国の推進に力を入れてきました。内閣府の副大臣としてIRにも携わり、国内外のリゾート施設を視察したことは事実です。しかし、私が特定の事業者に何か便宜を働いたことは断じてありませんし、贈賄(ぞうわい)側とされている事業者とも癒着した関係(にあった)とか、賄賂(わいろ)を受け取ったことは一切ありません。従いまして私は、裁判では、起訴された事実全てを否認して無罪を主張します」と従来の立場を改めて示した。 また、逮捕後を振り返り、「(今は)体力的に厳しいというのが正直なところ」とも発言。今後については、「まずは体調の回復に力を入れていきたいと思います。なるべく早い時期、3月くらいにはしっかりと国会に復帰して活動を再開したいという思いです」と話した。