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差別あおる投稿とNHK広島批判 原爆被害ツイートに

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共同通信

 NHK広島放送局が原爆被害を伝えるため運用しているツイッターが、在日コリアン差別をあおっていると批判を浴びている。22日、市民数人が広島市の同局前で抗議に立ち「ヘイトをやめろ」「不用意な投稿を消せ」と訴えた。  ツイッターは「もし75年前にSNS(会員制交流サイト)があったら」との設定で「1945ひろしまタイムライン」と題し3月に始まった。原爆投下の前後に書かれた被爆者らの日記などを基にした投稿を続けており、評判を呼んでいる。  問題となったのは、当時中学1年生の少年が、広島から埼玉県へ移動中だった8月20日につぶやいたという想定の投稿。「朝鮮人だ! 大阪駅で戦勝国となった朝鮮人の群衆が、列車に乗り込んでくる!」「誰も抵抗出来ない。悔しい…!」などの内容に対し「注釈もなく報道機関がこうした投稿をすれば、差別を正当化する」などの批判が起きている。  同局は批判を受け、21日にホームページで「当時の混乱した状況を手記とご本人がインタビューで使用していた実際の表現にならって掲載した」と釈明。広報担当者は取材に「偏見や差別との指摘があるが、そういう意図は全くない」と述べ、投稿を削除する考えはないと説明した。

 抗議に集まった市民は「差別扇動を認めてコメントを出せ」などのプラカードを掲げた。女性会社員(33)は「差別がはびこる今の日本社会でこうした投稿をするとどうなるのか、表現の暴力性に無自覚すぎる」と指摘。自営業の男性(54)は「過去に暴力的なことがあったから在日コリアンを排斥してもいいというメッセージを含んでしまっている」と批判した。

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