【バレー】姫路・宮部藍梨「自分のプレー、やってきたことに対して、自信を持ってコートに立てていることが一番大きい」 SV女子
上坂瑠子、野中瑠衣選手(Astemo)
■Astemoリヴァーレ茨城 ●上坂瑠子選手(アウトサイドヒッター)※主将 本当に悔しいというのが一番です。 自分たちの強みであるオフェンスが機能してなかったわけではないですが、取りたい場面でのミス、自チームのミスが目立ってしまいました。 相手もオフェンス力があるチームです。 そこで相手の方がミスを出す回数が少なく、取りたい時に取った場面が多かったです。 自分たちでミスを出すのが課題なので、そこは修正していきたいと思います。 ●野中瑠衣選手(オポジット) 昨日の敗戦から自分たちのバレーのクオリティを上げていこうという話をして臨見ました。 そのコンビの精度の部分でかみ合わなかったりラリーに持ち込んだ時に全部相手にポイントを取られてしまいました。 対策はしたし、それが出た場面もありましたがそれ以上に姫路さんの技術が上でした。 ――野中選手に。今日はサーブで崩される場面が見受けられたが昨日の試合からの変化について。 野中:昨日は前半の部分でパスをずっと返していたので矛先が変わり(私の方に来なくなり)ました。 今日はなかなかずっと綺麗なパスが返せませんでした。 私が崩れるとやっぱりチームのディフェンスが落ち着かなくて崩れるっていうのは分かっています。 次の試合に修正していけるようにしたいです。 ――攻撃の評価について。 野中:昨シーズンを振り返って、データからもトランジションのところを頑張って強化をしてきました。 相手との勝負の前に自分がまだいい状態で打てていないので、練習から突き詰めていきながら上がったトス(セット)を点数に繋げていく技術と余裕を持っていきたいと思います。 ――いい状態で打てていないというのは自身の感覚的なものか、実践した中でうまく行く行かないの濃淡がある感じか? 野中:サイドアウト、ラリー中のコンビの精度が試合によっていい時、悪い時が結構ばらついてしまっています。 先週の試合はそこが良かったので、スパイクが気持ちよく打ち切れてラリーを制していたと思います。 週によっていい時、悪い時の波が出てしまうので、そこは合わせていきたいと思います。 ――上坂選手に、今シーズンは復帰のシーズンとなるが、長いシーズンを戦う上で現在のコンディションについて。 上坂:コンディション的には悪くはないです。 長いシーズンをやりきる中で自分のパフォーマンスを維持するのもそうですが、膝のコンディションも維持できるように、チームの皆に迷惑をかける場面もあるかもしれませんが、自分でギリギリのラインを調整してやり続けていきたいと思います。 監督スタッフ含め選手のみんなに助けてもらいながらやっていきたいと思っています。 ――今日はセットの終盤で突き放された印象があるが。 上坂:第1、2セットは前半流れが良かったですが、中盤の15、16点で並んだ時に自分たちのミスが出ました。 特にハイセットが多い場面でレフトが決めきれず、逆に相手のレフトに切り返されて決められた場面でそこから相手のリズムになりました。 その決めるポイントというのをもう一回アタッカー自身も気持ちを込めてではないですが、決め切れるようにフォローし合いながらやっていきたいと思っています。 ――上位のチームからも勝利を挙げるなど勝ち越している状況だが今後どのようにシーズンを過ごしていきたいか。 上坂:何回も言っていますが、誰が出ても強いチームを私たちは目指しています。 その中でコンスタントに全員がいいパフォーマンスを引き出し合えるようにお互いをカバーし、長所を引き出し合えるようなチーム作りをもっとしていきたいです。 オフェンスは強みですが、自分たちはディフェンスも強みだと思っています。 ディフェンスからしっかりリズムを作ってオフェンスに繋げていけるようにいいところを伸ばしつつ、しっかり課題と向き合って(チームを)作っていきたいと思っています。 野中:今シーズンのチームは本当に年齢層も一気に下がって、他チームに比べるとベテランと言われる選手がいない状況でやっています。 まだまだチームを作っている段階というか発展途上だと思います。 その中でも上坂選手と(副キャプテンの私で)ミーティングの仕方などを話し合って作っている段階です。 試合によって波があり、良くない時に自分たちのこれだという形を確立できていない感じがします。 それは日々の練習で詰めていきたいところですし、全員の選手のモチベーション、バレーに取り組む姿勢は若いチームだからこそ難しいというところがあります。 そこは私達2人で引っ張りたいという気持ちもありますし、苦労しながらですけど成長できるように後半にかけてやっていけたらと思っています。