【バレー】姫路・宮部藍梨「自分のプレー、やってきたことに対して、自信を持ってコートに立てていることが一番大きい」 SV女子
11月24日にジップアリーナ岡山(岡山県)で行われたバレーボールSV女子、ヴィクトリーナ姫路vsAstemoリヴァーレ茨城の試合後会見をお届けする。
宮部藍梨、井上愛里沙、モクシーチャッチュオン選手(姫路)
■ヴィクトリーナ姫路 ●宮部藍梨選手(ミドルブロッカー) 今日は自分たちが例えばサーブのところを昨日から修正して自分たちがやりたいバレーができていた印象です。 二段トス(ハイセット)の精度や1日目からできなかったどころの学びを踏まえて全員で自分たちの中できっちりやり切ろうというところが意識的に出てきていたので、スムーズな試合運びになったと思います。 ●井上愛里沙選手(アウトサイドヒッター) 昨日の試合に関してはストレートで勝ちましたが自チームのミスも結構多く自分たちの流れだったのに相手のリズムになりかけていたところがありました。 今日に関しては終始集中できていました。 昨日のオフェンスは非常に良かったですが、昨日は決まっていたところから中心に攻めるという展開でした。 今日は決まっていたところはもちろん相手も対策してきます。 それをやられる前に自分たちも昨日やってない攻撃をやってみようとかチームの中でそれぞれが助け合いながら今行けるっていう掛け声など全員が本当に攻撃の意識が高かったです。 それが今日のオフェンス(アタック決定率43.6%)の結果になったと思っています。 ●モクシーチャッチュオン選手(アウトサイドヒッター) 3-0で2連勝することは簡単なことではないので、成し遂げることができて良かったです。 今日はお互いにサポートをしあったチームワークの勝利でした。 藍梨が言った通り昨日の試合から学ぶことが多くありそれを実践できたところが大きいと思います。 サーブで攻めることを意識してやって、それが実践できたので3-0で勝てたと思います。 ――宮部選手に。トランジションが相手チームより上回っていたように見えが自身の攻撃面を振り返って。 宮部:昨日、今日も含めて私は基本的に(フロントでの攻撃が)2枚の方に入ることが多いです。 自分が何枚ブロックを連れて、(アタッカーのいる場所以外の)他のところに動けるかが自分の求められていることだと思っています。 結果私がスパイクを打って決めるというより、逆サイドで攻めることが今週は多かったです。 直接自分がスコア決めているわけではありませんが、自分が動くことでバックローが通ったり、逆サイドの選手が(相手ブロッカー)1枚で打つ状況を作るのも自分の仕事だと思っているのでそこは今週うまくいったと思っています。 ――2022-23シーズンに降格を経験しているが好調である今シーズンとは何が違っているか? 宮部:1人1人が確実に何ステップもスキルアップしている部分が1つです。 自分のプレー、やってきたことに対して、自信を持ってコートに立てていることが一番大きいと思っています。 自分自身が自信を持てていると、周りにも自信を持って試合に臨んでいるのが見えると思います。 そういう声かけ、立ち振る舞い、プレーを見て相手を信じられます。 言葉ではなく確実に見えるものではありませんが、変わったものは多分(チームの)中、降格する前にいた人にしか見えないかもしれません。 そういうことは選手同士で見ても変わったなと思います。 自分自身の力を信じるという部分では、個人、チームとしてもすごい結束力が高まったと思います。 ――2023-24シーズンにセリンジャーアヴィタル監督が来た影響もあるか? 宮部:監督が来たというところもありますが、愛里沙さんであったり(柴田)真果さん、外国籍選手、移籍してくれた選手も含めて全員がいるから今のヴィクトリーナ姫路になれていると思います。 今自分たちがこのいい状態で成長したな思えてもらえるのは降格した時にいたメンバー1人1人が頑張ったっていう部分もあります。 また新しく入ってきた人達が、新しいいろんな知識、考えをコートに持ってきてくれうまく回っていると思うので感謝しかないです。 ――井上選手に、昨日良かったところを相手が対策すると前提で次の手を今日は打ったというコメントがあったがチームとしての引き出しが増えているということか? 井上:シーズン当初から10試合ぐらい重ねてきて、強い相手で競っている場面でも確実に決まるところから攻めるのも1つです。 ここはこうやってトライしようっていうところで結果に結びついて、自分たちの自信になって自分たちのバリエーションが増えていくことができていると思っています。 私たちも勝ちたいですし、「勝たなければいけない」となった時に自分の選択も含め勝ち急いで視野が狭くなってしまうと最近感じています。 長いシーズンのリーグになってくるので、シーズンの後半で自分たちのやりたいことを相手に対応されてきてからやるのではなく今から自分たちのバリエーションを増やせるようにと考えています。 そこをこれから課題にして取り組んでいきたいです。 ――今日のサーブ戦略について。 今日の最初はアウトサイドヒッター(上坂(瑠子)選手)を狙っていましたが、第1セットの数字が高かったので、途中から野中(瑠衣)選手の方に切り替える指示がベンチから出ていました。 そこを徹底して狙うというところを今日は集中してできました。 姫路の武器の1つとしてサーブ力があります。 サーブでどれだけ相手を崩して今日みたいにミドルのバトラー(ブリオンヌ)選手に打たせないようにし、そこからブロックディフェンスで嵌めてトランジションで点数を取っていく自分たちの強みを今日は生かすことができました。 ――チャッチュオン選手に。POM(プレイヤーオブザマッチ)を受賞したが。 チャッチュオン:井上選手が言ったように、とにかくサーブをハードに攻めようということで、サーブでとにかく崩れて向こうの速攻が使えないような状態できたのが良かったと思います。 うちのブロック&ディフェンスがチームとして機能したので良かったと思います。 ――自身のサーブの評価について チャッチュオン:狙ったところのターゲットにサーブを打ちました。 ――アタックについてはいろいろなバリエーションで相手の弱いところをついているように見えたが。 チャッチュオン:昨日なかなか得点ができず反省をして、昨日の試合をビデオで見直しました。 どこが空いてるかの状況により、どこに打ったらいいか、ブロックの上から打った方がいいか、どこにティップ、フェイントしたらいいのかを勉強し今日はそれが生かせたと思います。 ――昨シーズンは(旧V2リーグで)18試合だったが、今シーズンは44試合ある中でコンディショニングについて。 チャッチュオン:44試合は昨シーズンと比較したら凄く多いので、コンディション保つためによく食べ、よく寝てよく休むです。